【CES】米Sharp、“1兆色以上”を表現する新LED「AQUOS」

http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100107_340938.html
AV Watch
 
 RGBに、黄色フィルターを追加。水色空色と金色と黄色系・肌色系の表現に効いてきます。
これは今のシャープでないとできない、オリジナルの技術だ。素晴らしい一歩!
 
 プリンターの6色インクの時のように「演色性能向上」が期待できるのはもちろんだろうけど、
将来的には、「表現階調の乏しい安価な液晶でも、容易に(自然に)色表現域を広げる」
シャープ独自のコストダウン技術としても使えそうな予感があります。
 
 もうひとつ、新型液晶はHDTV規格の色再現を上回っているので、
使い方次第では、DVD・BDレコーダーに使われている色情報再現技術*1のように、
TVの撮影時にカメラで「カメラのRGBに落とし込む過程」の処理で失われた「本来の色情報」を
電子補間処理で戻していく技術もセットで組み込まれるはず。
 
 シャープの液晶TVCMでは、
ゴッホの「ひまわり」の黄色がイメージカラーとして取りあげられていましたが、
黄色フィルター付き液晶の発売まで先を見越して、このCMを作っていたとしたら、
すごく計算されているなぁ…。
 

*1:クロマアップサンプリング