任天堂が大画面「DSi LL」でやろうとする実験
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000006112009&cp=1
IT-PLUS
質疑応答のなかで、岩田氏は
アマゾンの電子書籍リーダー「キンドル」のビジネスモデルに「興味がある」と述べている。
すでに、DS向けのソフトで07年に「DS文学全集」をリリースしているが、
DSiLLはより電子書籍に向いたハードといえる。
書籍リーダー型のビジネスの実験をしてくるのではないかという予想もできる。
さらに若年層の買い換え需要が
既存のDSiではなく、DSiLLに向かうようであれば、
据え置き型ゲーム機を主体とする時代が完全に終わる前触れと受け取ることもできる。
テレビとつなげることが必須ではなくなり、
ユーザーが広いモニターでパーソナルなゲーム機を求めていることが明確になるからだ。
個人的には、DSi LLは、20代後半〜30代40代の女性ゲーマー、
特に「主婦層ゲーマー」層へのアプローチ拡大に、
かなり大きく貢献しそうだなぁと予測しています。
不景気の影響から、巣ごもり消費に移行気味で、
携帯電話への親和性が比較的弱く*1、
スーパーファミコンのマリオカート辺りまでは理解できる層。
この辺りに、実用ソフトとセットで、どうぶつの森やドラクエ辺りの
ソーシャル性が高くやりこめるゲームをガンガンぶつけていくことで、
「携帯電話」やブラウザゲームへの移行をなんとかストップさせていく。
追加課金が極めて少ないというのも、訴求に繋がるかも。
子どもや家族も安心して楽しめる、ネット接続性の低いゲーム機としては、
NINTENDO DSはかなり他のゲーム機と比べてもかなり上位に位置づけてます。
携帯電話ゲームでの大量課金問題が話題になっている今、この層を狙わない手はない。
*1:あるいは「ネット恐怖症」で