拷問は無実の人を「疑わしく見える」ようにする効果がある

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「わたしたちの研究は、拷問が罪を明らかにするというより、
罪があると見なされることにつながるかもしれないことを示唆しています」
とGray氏。
「まるで、拷問を受ける人の苦しみを見た人は、その拷問を自分の中で正当化する必要があり、
『罪を犯したのだから当然の報いだ』という正当化に至るために
被疑者を有罪だと感じるようです」
(略)
この結果は「拷問」をめぐる論争に答えを出すことにつながるかもしれない、
とGray氏は示唆しています。
「他者が苦しむ姿を見ることは、拷問の正当性に関する異なるイデオロギーのそれぞれを固定させる効果があるでしょう。
もともと拷問を擁護する人は、拷問とその手法を拒絶する人と違い、
拷問を受けた人を有罪だと感じるようになっているのです」