秋葉原になれなかった大阪・日本橋という街
http://d.hatena.ne.jp/katamachi/20080323/1206232875
とれいん工房の汽車旅12ヵ月
本文も興味深く、コメント欄がいろいろ面白くて参考になります。
面白いのは大阪に進出したアキバ(東京)系のショップは
「劣化コピー」じゃなく「拡大コピー」なところです。
広いんですよ大阪店って本店より。
そしてそれが今の秋葉原に逆流している感じです。
ソフマップ、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどもまず大阪で超巨大店舗を作り、
それがうまくいくと東京へ逆流しています。
マンガ系ではとらのあな、ゲーマーズなんかも大阪のほうが大きい店舗になってから東京を広げました。
メロンブックスはまだ大阪のほうが大きいですけど。
PCパーツ系でも同じく、フェイス、ツートップなども
大阪で大きくしてから東京に手をつけています。
それでもまだ大阪のほうがゆったりしていて、かつ品物もギッチリつめてあるので
なぜか購買意欲が沸くんです。賃料の相場なんかはよくわかりませんが、
日本橋のほうが古くて安くて広い店舗が多い、ということではないかと思います。
秋葉原も再開発はしていますが、
新しいビルというのはどうしても「安く」はならないので、
つまらない量販店みたいなものしか入りません。
個性的な店がそこそこの広さを持てる、という状況は
作ろうと思っても作れない(よほど行政的に特区化しないと)時代的なモノだと思いますので、
特効薬ではないけどジワジワと効いてくるんじゃないかと思います。
なんば方面のオタロードといわれる界隈にしても、
メイン通りより安くて広かったから自然に集まってきた感じがします。
車が少なく道が広くて歩きやすいのもポイントですね。
「ちょっと、古い」は、実店舗でないとカバーしにくい要素なので
(大須も行きますが、まさにそんな感じです)
特効薬ではないけど今の秋葉原より日本橋のほうが実店舗の価値が高い気がしますよ。
今の秋葉原で、新しい商売する最大のネックは、
どうやら場所と賃料(「契約更新」とかも…)らしいってのは様々な人から耳にします。