せっかく自分のつぶやきを綺麗にまとめてくれた人がいたのだから、逆引用しちゃうぞ。

 ログに細く追記してます、オリジナルは詳しくは原文嫁ということで。
twitlogの「咲」終了後午前3時ごろとかお昼ごろとか
http://twilog.org/rhythmsift/date-090928
 


で、twitterで@rhythmsift( http://twitter.com/rhythmsift )くんが
今回のデモの考察を書きなぐっていたので許可を得て一部転載。
 
 −−以下引用−−
 
在特会の本当にダメな噂は色々聞いていたが、
秋葉原でこれは、ちょっとさすがに煽り文章も含めてまずいだろと思う。
http://bit.ly/ri6f0
 
■これを見る限り、
数十年前に左翼の活動がいろいろダメになった経験や、
極右極左が暴力集団になっていった経験からは多分あまり学んでないのか、
学んでいて、あえて無視して逆に"荒れ具合"を利用いる所がありそう。
(すいづたくみ追記:
これは、デモ運営主催団体側の人の発言から推測。煽り方がいろいろ酷いんだ。)
 

■関西のサウンドデモの同行取材で驚いたのは、
運営の人員が、想像してたよりずっと綿密に、大人数で下準備をしていたこと。
対警察という要素もあるからだけど、参加者の5〜10%程度は
デモ隊の行動を守るための人員や機材担当だったりする。
 
■根が黒旗系なのでスタッフ自体もデモで色々騒ぎたいはずだがw、
左翼のスタッフは何か事が起きた後のリスクが大きすぎることを熟知しているので、
まずい行動がおこりそうな場所は、事前にスタッフが押さえる準備が整っている。
 
 
■まあ、そういうところの自主規制が整いすぎてしまって、
市民運動のデモはパターン化されて、つまらなくなったということはあるんだが
…面白いデモをしようとしたら、相当な人手と手間暇と下準備と、
当日の冷静な判断力が必要だってのはよくわかった。
 
■あと、V観ていて思ったのだがネトウヨ沸点低すぎw。
公安の釣りとかだったらどさくさに紛れて数十人規模の逮捕者出るぞこれw
 

(すいづたくみ注:秋葉原で政治的なデモは合わないみたいな友人の発言への返信)
秋葉原の場合、こういった形のデモより、
パレードとか歩行者天国の方が絵柄的にイカス場所だと思います。
これだけ人が集まるのなら、もっと色々趣向をこらしてみるとかいろいろ出来る気がするんだが…。
 
秋葉原では、デモは主催者や参加者の自己満足になりがち
…それで満足するならいいけど。
むしろ、今の秋葉原でなにかやるなら、
ストリートコンピューティングとか、姉ヶ崎タグとか笑えるネタがいい。
とりあえず今回のデモはユーモア無さ過ぎ。
 
秋葉原はどちらかというと、
政治よりも色々な欲望で「ハァハァ」して"散財"する街だと思います。
Geekにとっての歌舞伎町(<新宿とアキバを並行撮影してる理由)。
あ、政治でハァハァしている人だからそれはありなのかも。
 
■咲終わったのでマジレスすると
(すいづたくみ注:当日は咲第一章の最終回でした、ここすごく重要!)、
秋葉原(外神田〜岩本町)には結構な数の外国人が商売で拠点を構えています。
免税店が建ち並ぶ街でそういうデモやる意味を考えて欲しい。
 
秋葉原に古くさい手法で思想や政治を持ち込むのは意味がないと思います。
逆にやり方があるとすれば新しいテクノロジーと政治がセットで来て欲しい。
Jobsとかセカイカメラの人とかニコ生運営のスピリットが、
秋葉原的な意味での政治のひとつの形だと思う。
 
■昨日の在特会デモでの行動を考えると、
路上監視カメラとか集団の目とかある昼間でも、
頭に血が上ってるアホがひとりいれば、
それは暴力の抑止力にうまくなってくれないってことだと想像できる。
あの秋葉原という場所ですら「発生前に止める」ことは出来なかった。
(すいづたくみ注:これは、1年ちょっと前の「秋葉原無差別殺傷事件」の事例を想定して書いた。)
 
■やはり、監視だけではダメで、
速度を考えると「人力で止める」手段を用意しておかないといけない。
ああいう場所で、警察や警備員が来るまでの 60秒は長すぎる。
デモだと、こういう「跳ねる」アホがいるという前提で、
デモ仲間や運営が上手いこと囲うとかとめる準備をしておく必要はある。
(すいづたくみ注:
「仲間」が行き過ぎを止める、これが、すごく重要。
これも、1年ちょっと前の「秋葉原無差別殺傷事件」の事例を想定して書いたかも。)
 
■そういえば、京都のサウンドデモで一番サウンドデモ存続の危機を感じた瞬間が、
東京から遠征してきた活動家が河原町の交差点で先走って
公安警察に身半分捕まった瞬間。
10人程度の運営側スタッフ(含む自分)が一気に動いてデモ隊に連れ戻した。
 
■あのデモの現場でカメラ持って撮るってのは、
カメラを持っている(記録する意志がある)こと自体に非常に権力があるし、
ある種の政治性がある。ま、その当時のカメラは「写るンです」だったんだけどなw。
 
■街頭デモってのは、なんだかんだ言って路上を歩くことになるので、
「地元」「アウェイ」感が色々と出てくる。
免税店とか一般人お断りなBtoB貿易やってるお店とか外国人観光客とかのこととかは、
在特会の人が秋葉原でデモするときにどれだけ考えていたのか気になる。
  
■デモ運営側が、数とか示威効果のメディア戦略を狙って、
TGS後の秋葉原とかでデモ仕掛けているやっているとしたら、
次は原宿(明治神宮)や銀座や六本木〜麻布界隈(大使館と六本木ヒルズ)辺りが候補地になりそうな予感、
あるいはガチで新大久保のメインストリートとか。
 
■(左翼側からデモのノウハウを得るというのは?という友人のの質問に対して)
秋葉原でのサウンドデモで、一度運営ノウハウの引継やろうとしたら、
よりにもよって訊いた相手がガチ中核派で、そのあとネットで大炎上して大もめした経緯があります(藁。
(すいづたくみ追記:
ここは間違い発言。どうも中核派だけどガチではなくてメインがオタな人が絡んでいたらしい。
組織としての関与は薄いのかなぁ?けど、相談した相手が残念ながらまずかったとは今でも思う。
http://bokukoui.exblog.jp/5784458/
http://bokukoui.exblog.jp/5845156/
http://bokukoui.exblog.jp/8521409/
)
■いやまじ爆笑でした、
よりによって今色々空回りしてる度合ではダントツの中核派w、関東の人材の偏りを色々感じたw。
これが渋谷サウンドデモの音楽系列の人だったりしたらもっと別の面白い方に展開に成長していたかも。
(すいづたくみ追記:なんかね…もう、色々空回りしすぎ。しっかりしろよ〜。)
 
■ま、その中核派が乗っ取ろうとした秋葉原サウンドデモは、
予想の10倍近くの有象無象が集まって運営的には色々破綻しまくって大失敗、
サウンドデモの「わけわからなさ」のありかたとしては主催者の斜め上を行く大成功でしたw。
(すいづたくみ追記:
この辺、『6・30アキハバラ解放デモ』 - DIG@BOOKOFFのレポートが秀逸。
http://d.hatena.ne.jp/tomad/20070701/1183255656
あと、「乗っ取ろうとした」という言葉は不適切だった。
 
 予想外の、そして参加人数に頭がホエホエになった、主催者の一部が
デモの事後活動で「統率されたデモ感」「運営大成功感」「俺たちスゲェ」演出しようとして、
そこで色々思い上がりを突っ込まれて、それをこじらせて破綻したんだと思う。
あとは、ネットの炎上対策が、あまりに色々と下手すぎた。)
 
■新しいことやろうとしたら、たんなる引継だけではだめなんだけど、
ベースとして過去の失敗事例は学習しておくといいと思う。
サヨは50年ちかくデモ運営して散々失敗事例の継承してるし、
最近のネトウヨだって「新しい教科書〜」とかからするとを10年程度街宣やってるはず。
(すいづたくみ追記:
秋葉原サウンドデモ失敗の最大の理由は、ネット対応策(含む厨対策)のだめだめ過ぎる展開。
予想外のbuzzが起こったマーケティングの失敗事例としては、非常に参考になるよw。)
 
 
■デモを警備というか監視している警察の側は見事にノウハウ継承と拡散ができていて、
自分が靖国神社のデモで試した撮影装備が1年間で全国のデモ監視撮影部隊全員にバッチリ広がって定着していたりする
(すいづたくみ注、リンク先3枚目の画像の撮り方: http://d.hatena.ne.jp/workshop/20060815/p1 )
 
■ま、そういう自分も既に最前線から遠く離れているので、
最新のサウンドデモ取材方法のノウハウは既に持っていない罠。
あの激しい現場でのUSTやニコ生に対応できる策はまだ用意できていない。
 
サウンドデモは「モブ」が多く飛び入り大歓迎のデモなので、
基本人数・参加者層の予測は、終了するまで見当が付きません。
人数多すぎても少なすぎても色々現場が混乱します。
色々と下準備やデモ申請が大変なんです、運営側の苦労っぷりはマジ尊敬します。
 
サウンドデモの人数の読めなさを利用して、大成功した事例が
伝説の「三人デモ」:元動画はすでにyoutubeから消されている(泣)
(すいづたくみ注:イルコモンズがYouTubeに上げた名作映像がごっそり削除されてます。)
 
秋葉原のデモ、拙速に文章書くより、ちょっと溜めた方がよさそうだなと感じた。
せっかくだから冬コミにまで繋げて、紙媒体でやりたい。
 

まとめてくれた友人に感謝。