最近行ってきた写真展とか

http://www.tokyoartbeat.com/event/2009/A5BB
古家万 「Real Imagination/現想図 Vol.1」
http://www.tokyo-gallery.com/index_j.html?file=3&id=JP019
http://www.tokyo-gallery.com/tokyo/index.html
東京画廊:古家万
 いわゆる絵になる「景勝地」っぽい場所で、
古典的な構図で作者独特の長時間露光をやっている写真。
風景が「手法」に勝ってしまっている場所も若干ある気がするけど、
何点か、かなり面白い作品もあった。
 

http://www.tokyoartbeat.com/event/2009/655E
杉本博司 「放電場」
http://www.gallerykoyanagi.com/exhibition.html
Gallery Koyanagi
 プリントは相変わらずハイクオリティで超きれい!
説明文章もとてもいい内容だと思います。
20世紀に観ていたら、非常にショックを受けていたと思う。
 
 ただし、顕微鏡写真やフラクタル表現系のCGを色々観た後だと、
いわゆる「画像」としての新規性は薄いかも。

 
小妻容子 責絵展「刺青美女・縄の情念と柔肌の墨」(18禁です)
http://www.vanilla-gallery.com/gallery/kotsuma/kotsuma.html
vanilla-gallery
 原画(肉筆画)が数十点+ファイルに入った原画100点近くの展示。
 制作時間があまりない、雑誌挿絵というジャンルなのに、かなり上手い。
中年女性のお腹〜腰周りの肉の微妙なたるみ具合の表現とか*1
見事に雑誌挿し絵映えする構図の作り方とか、
時間がないときの制作時の手の抜き方wとか、非常に上手い。
一方、「刺青」の描き方は微妙に後からペイントしたみたいで、原画で見るとちょっと平坦。
(しかし、雑誌印刷されたときは、この部分のアラは目立たなくなります…不思議。)
これこそまさにプロの仕事だなぁと感服しました。
 
 成年マンガ・エロいマンガ描く人とかには、
絵作りや構図や手抜きのコツの参考になるかもしれないです、必見。
少なくとも、自分は、面白い構図を何点か盗ませていただきましたw。
 

*1:…これを観たとき、会田誠若い女性の裸体画は書けても、中年女性のエロいヌードはまだ上手く描けないだろうなぁ…と感じた。