TOKYO PORTFOLIO REVIEW vol.3見学してきた。ちょっと胃が痛くなったけど、写真を撮る・魅せる上で参考になった。

Tokyo Portfolio Review vol.3
 
http://tokyoportfolioreview.org/
TOKYO PORTFOLIO REVIEW
 
 で、日曜日の午後にお台場ガンダムを撮影した後、慌てて移動して、
東京都写真美術館で開催されたTOKYO PORTFOLIO REVIEW vol.3へ。
(都内移動だけで交通費600円近くかかったよぉ。)
 
 個人的には、出来上がっている作家さんが多いTOKYO PHOTOよりも、
このTOKYO PORTFOLIO REVIEWの方がずっとエキサイティングで、
そしてレビューを横で聞いているだけの自分の方まで色々と胃が痛くなりました。
1秒1秒が骨身にしみて、血となり肉となる感じを久々に体験できて、
終わった後に、即、撮影に行きたくなった。
 


トーキョーポートフォリオレヴュー VOL.3
 
レヴュアー:
Deborah Klochko氏(サンディエゴ美術館ディレクター)
Michael Hoppen氏 (Michael Hoppen Gallery)
保坂健二朗氏(東京国立近代美術館研究員)
竹内万里子氏(写真 評論家)
中島英樹氏(グラフィックデザイナー)
 
参加作家
緒方範人・間部百合・藤本涼・奥出 和典・阪本勇・片桐飛鳥・旗手浩
 
主催:後藤繁雄+G/P gallery
後援:東京フォト

http://tokyoportfolioreview.org/tpr/

 写真家はまさに、「今〜これから」な人たちをビシッと揃えてきて、
レビューする側もそれに見合う豪華メンバーで対応。
この面子で、ガチなプレゼン&レビューなら、つまらないはずがないw。
 
Tokyo Portfolio Review vol.3
強烈なインパクトを持っていた阪本勇さんのブック「天竺はどこや!!」。
カメラは、キエフを3台使ってるとか。
http://d.hatena.ne.jp/sakurasou103/20090906
うどん と 写真
http://bccks.jp/viewer/20166/1/A/VIEW
昼光ジャズ [ BCCKS ]
 
 ポートフォリオレビューは初めて体験したのですが、
半分以上の人のポートフォリオの作りは、写真展示や写真集を前提にしていて、
しかしながら、写真の流れ方とか展開とか終わり方とかが結構難しい雰囲気。
 
 写真集向けや作品を見せるタイプのもののものとは別に、
「プレゼン専用」に特化した10秒と10分でわかるブックや
わかりやすくてツボを突いたポートフォリオが必要だと感じました。
 
 PCでプレゼンするのは、こういう場面だと、よほど上手くやらないと不利だ(汗。
 
 
 ポートフォリオレビュー自体は、日本語と英語(通訳アリ)で進行。
どのレビューアーさんもかなりハイレベルですが、聞き耳を立てていると
やはりレビューアーと作家さんの"相性"は強く出るみたいな印象。
はまったペアの場合は、レビューアーが作家から話をどんどん引きだしていくことで、
作者さんが成長していくきっかけになりそうな言葉がどんどん出てきたりとても面白い。
 
 逆に、クオリティが高い作品を作ってる作家さんでも、
作品コンセプトについて結構厳しい質問をされている場面に出くわしたり。
横で聞いている方も胃が痛くなる、厳しいところを突かれたなぁ…という感じも。
この人にこういう質問が飛ぶかぁと考えさせられる場面も多々ありました。
 レビュアーの方々の、写真に対する知識や、
個々の作家さんの作品に対する着眼点の鋭さは凄い!
ここまで鋭いレビュアーさんたちに写真をプレゼンするには、相当なタフさが必要です。
 
 聞いてる自分は、途中、かなりしんどくなって、一旦中座しました。
 
Tokyo Portfolio Review vol.3
 
 で、アッという間のレビュー3時間が終了。最後は拍手で終了。
Tokyo Portfolio Review vol.3
 こりゃ凄い場面に出くわしてしまったなぁ…とひたすら圧倒された一方、
自分は、もっと考えて、もっともっと撮らなきゃいけないなという気分になりました。