「スタンガンを持って、民間人がデジカメやケータイのカメラで写真を撮っていると後ろから近づいて、人間ではなく機械のほうに向かってバチバチバチッとやって素早く消えていくヒトがいた。(略)データを見てみると結構な数のファイルが壊れていて(略」。

http://www.optimagraphics.org/dannna_o/blog/2009/08/13074/
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http://www.optimagraphics.org/dannna_o/blog/2009/08/13079/


 ちなみに。行動隊が使っていたスタンガン風のものというのは
電極が外に露出しておらず、電撃を与えるものというよりは
高圧放電を行なうことで電子回路やメモリーを撹乱するための機材のようでした。
たぶん市販のものじゃないと思います。
外から火花は見えず、ただヂヂヂヂヂヂという連続音がするだけで、
カメラに対しても押し付けるわけじゃなくて10センチくらいの距離で作動させるだけですから
勘の鈍いヒトは何をされているのかわからないと思います。
 
 このblogの後の方のエントリー記事に、(ある程度)破損した画像データが掲載されています、必見。
http://www.optimagraphics.org/dannna_o/blog/2009/08/13081/
 
 
 推察部分に関しては、自分の考えだと、「よく訓練された素人(風)の愉快犯」ではないかと思います。
(一般人が気付くレベルだったら、確実に、現場で公安警察の監視対象にはなっているでしょう。)
 
 民間人の画像データを、こんな"わかりやすい方法"で破損させて、
万が一相手が「プロ市民」で大騒ぎになったり、
あるいは偶然外国人参拝客がビデオ撮影なんかしてたシーンに現場が映っていたら、
笑い事じゃなく世界規模の騒ぎになるのは確実です。
(そこまでのメディア対策含めていろいろしていたら、ある意味凄いんだけどなぁ。)
 
 おばさんは、コンデジの撮影画像をちょくちょく見返します。
これが、普段から防犯スキルが高く路上注意力の鋭い「大阪のおばちゃん」なら、
なにかおかしいことをされたことに気付く可能性は高いでしょう。
「大阪のオカンをなめたらあかんで!」
 
 
 こういう手法があるということが、一度知られたからには、模倣犯が出てきそう。
 
 次以降の政治イベントの撮影などでは、こういうの警戒しないとまずいでしょう。
今年の靖国神社のデモでは「やたら荒れていた」という報告もありますし…。
http://blog.livedoor.jp/hesalkun/archives/51711810.html
九州帝國ブログ板:8.15行動(靖国デモ)に対する右翼による襲撃・テロを許さない!

 やはり、フィルムカメラもカバンに用意して置くのが適切かな?
 
 
 もうひとつ気になるのは、
ここ最近のデジカメユーザーは、大容量メモリーカードに写真を貯め込んで、
データのバックアップはあまり取ってない傾向がかなり強いこと。
 そのおばさんの、ここ数ヶ月(ヘタしたら数年)の写真データが
全部飛んでいるかも知れないと考えると、こいつちょっと許せないよなぁ…。
 
 
 あと、目の前で高電圧当てられたデジカメボディは、
一度念入りに点検整備して貰わないと仕事では使う気にはなりませんし、
お客様に相談された場合にも使用をお勧めすることはできません。
 突然撮れなくなるとかいう事態ならバックアップ機や最悪写るンですがあるけど、
高圧電流が原因で微妙にリークおこっていて、経年劣化でストロボのコンデンサ回りや
内蔵バックアップ電池が破裂・発火したりするトラブルが起こると考えただけで恐ろしい。