ハイエンドデジタル一眼レフカメラの動画機能は、ドキュメンタリーが撮れるほどには、まだまだ進化していない。

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/weekend/20090724_304344.html
西川和久のフォトジェニック・ウィークエンド
 
 オフショットの絵の表情が、今回かなりいいです。カワイイ!
 


ハイエンドデジタル一眼レフカメラの動画機能に対して、
筆者も含めスチールカメラマンがあまり良い印象を持っていないのに、
本職の映像関係者は否定せず、使える物は貪欲にドンドン作品に取り込んでいるようだ。
もしかすると、知らない間にデジタル一眼レフカメラの動画機能で撮影した映像を既に何処かで見ている可能性もあり、
そう考えると「まぁこれはこれでアリなのだろう……」と思ってしまった。
 
 広告(CM)系とか音楽PVとか映画作る人にはやたらと注目度高いですね、デジ一の動画機能。
 先日、コマーシャル・フォトの動画特集を立ち読みしたのですが、
思っていたよりも、結構色々なCMや音楽PVで使われている見たいです。
 
 クオリティ面・コスト面での価格破壊(まさに桁違いの世界)が起こっているのと、
ムービー撮影後の後処理が、HD動画の普及でずいぶん楽になっているのが大きいらしいです。
この調子だと、カット数多目の短時間ムービーの作成では、
低予算で高画質・あるいは面白い映像を求められる場合、
かなりの割合で動画一眼レフにいくかもしれません。
絵コンテ決めていてレンズや構図や露出や尺を「決め打ちで撮れる」プロの映像作品作りだと
今の所、デメリットは目立ちにくく、むしろ広角や高画質のメリットの方が大きいのかも知れません。
 
  
 逆に、一般人が長時間撮るホームムービーや、
少人数で撮影するドキュメンタリーなどでは、
まだまだ旧来の「ビデオカメラ」の方がかなり歩があります。
もっとも、こちらは、「スチルの切り出し」をハイビジョン動画から
直で1フレーム抜き出すような方向に持っていくのかも知れません。
 
 ビデオカメラ側からの発展系で、
一眼スチルカメラのレンズへの交換も可能で、良質な絵が撮れる、
ハイアマ&プロシュマー向けの軽量安価なビデオカメラというのは、
そろそろどこのメーカーが出してきてもおかしくない時期なのですが…。
スチルと動画でレンズ資産がある程度共有できると面白そうだし。