ネガティブな感想が、blogマーケティングなどでアーリーアダプター層から出てくる時。

 


残る選択肢は「ノーギャラなら素直に言ってしまう」だと思うんですよね。
イベントのやり方や製品に不満を持った場合にネガティブな感想を書くのは
ノーギャラで口コミを期待するリスクとして企業が受け止めるべきことですし、
そうじゃなきゃフェアじゃありません。
 後述するけど、
こういう選択肢に絞られていく流れがあるとしたら、ちょっとまずい予感が。
  
 
http://www.hinalog.com/blog/2009/07/blogger.html
最近のブログに関してちょっとこぼしましたが・・・少し本音を言います。:
HINALOG 2.0
 blogマーケティングで失敗しない為に是非読む価値がある、秀逸なエントリー。
よくぞ書いてくれました。
 

にもかかわらず、一部の読み手からは
「自分はみんなとは違う思考を持っている!という感覚に陶酔している中二病ブロガー」
みたいな扱いを受けることがあるんですよね。
実際そんなんじゃないのに、なんか誤解されてて嫌だなと思う事がよくあります。
 
 こういう当たり前のことを、
わざわざ反感警戒しながら書く必要があることが、結構悲しい。

 blogも村社会になると、こういうこと書けなくなるのかなぁ。
blogやネット上でのマーケティング自体もやりにくくなる。
そして、こういう雰囲気が"読み手側から"出てきてしまうってのは
…なんかすごくまずい感じだよなぁ。
 
 製品やイベントの、的を射た「ネガティブ」なフィードバックは、
次回の商品開発やイベント運営にも役立つだろうし、
商品や広報のターゲッティング修正に効果的な場合もある。
特に嗜好品の場合重要。
 blogマーケティングでの宣伝を期待されるような「尖った商品」の場合は、
好き嫌いや合う合わないの相性問題が人によって大きい、嗜好品もかなり多いし。
(逆に、万人受けするような商品だったら、ゲリラマーケティングなんてする必要ないよwww)
 
 私には合わなかったという「マイナス評価」をチェックすることで、
その辺りを購入前に判断したり、雰囲気を掴んだり、嗜好の合う合わないを予測することも可能。
 テクノ系雑誌Ele-kingで昔で見たことがある話しだけど、
英国某雑誌のレコード評で「こいつが1点付けているレコードは全部買う」
という豪気な買い方もあったそうですよ。
 


ブロガーイベントは、
できれば間に第三者にあたる会社(代理店)がはさまっていて、
「あまり気を使わなくて済む程度」が楽な気がします。
お土産にちょっとしたノベルティがもらえる程度がちょうどいい。
 
そのほうがネガティブな印象を持った時もサラッと言いやすいし、
変なしがらみが少なくて済むと思うからです。
メーカー直のゴリ押しはもう勘弁・・・
帰りに羽毛布団か壺を買って帰らなきゃいけないような心境になるので
精神的に無理です。(;´Д`)=3
 
 「丁寧にもてなす」「大切にする」ってのと、「大盤振る舞い」するのはチョット違う。
 
 ネット界隈慣れていない広報担当の人だと、
おもてなしが、営業さんの「接待モード」や「プレゼンモード」になってしまうんだろうなぁ。
(サラリーマンカルチャーに長時間いると、ついつい、この辺が麻痺してくるんだよなぁ…。)
 
 仕事が休みの日の夕方とか夜に、新橋とか有楽町ガード下の飲み屋で
サラリーマンと混ざってるときにも時々感じてたんだけど、
ごり押し営業系というか「のせてホイホイ」の人のノリってのが
どうにも好きになれないというか、つき合い切れない部分があったりして、
offの日の飲み屋でもそういうのを思い出したりするのは結構しんどかったってのは、
仕事辞めた無職状態でのblogだから書けるってのはある(爆)。

 ま、そういうときには、いつものゴールデン街に移動すれば、
いい感じでボチボチ飲み直せるんだけどね。
  


大事なのは自分と価値観が近いと思って読みに来てくれる読者の人だと思うので、
自分が思ったとおりの事を正直に書くべきだと思うんですけどね。
なんでノーギャラのくせに宣伝目的でやってる企業の顔色なんか伺わなきゃいけないんだろう?
 
 ここがちょっと気になった。
 自分の名前が絡む文書を書く場合は、ノーギャラじゃなくっても(重要)、
何点かは企業の顔色無視してでも、なるべく思った通りのことを(テクニック駆使して)書く方が、
長い目で見たら自分も評価した相手も得することに繋がるような状態にしたほうがいいんじゃないかなぁ?
 
 blogマーケティングを経由する情報発信の場合は、
筆者自身のブランド構築だけが全てのエントリー情報の信頼源になるんだし。
そこを毀損するような文章を書く・あるいはブロガーに書かせてしまうのは、
blog筆者にも、blogマーケティングを求めている側にもお互い得にならない予感がする。
 
 ぶっちゃけ、宣伝目的でやってる企業の顔色を伺う文章は、プロ広報に任せちゃって、
チラシ代わりのフリーペーパーとか企業サイトにでも掲載しておけばいいんじゃないのかな?って思うし、
そういった媒体でとらえきれない部分が、blogマーケティングの面白いところなんだから。
 
 

やっぱり、「提灯記事」にやらたと敏感なブログだからこそ、
そこのところは意思表示をはっきりしておきたいんですよね。