『Soundgirl-音響少女-』の連動イベント、行って聴いてきた。(追記追記しました。文章加筆・訂正&リンク追加)

http://www.h3.dion.ne.jp/~we91b/
融雪カンテラ
 
Soundgirls

 
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50849279.html
「Soundgirl 音響少女」 世界初の連動イベント 18日(木)〜21日(日) - アキバBlog
当日の機材は上記blog参照のこと。
 
 家電量販店などではまず置いていないtangent社の製品や*1
ラックスマンこだわりの真空管システム「NeoClassico series」など、
オーディオにこだわった専門店でないとまずお店で聴く機会がなさそうな音。
だからといって、プライスリストに0が延々続くような、敷居が高いシステムではなく
一般人でも『頑張れば、ボーナスで手が出る』、コストパフォーマンス高めのセレクトです。
(ただし、電源周りだけは、機材の価格を考えると、かな〜り無茶にオーバークオリティ気味な感じが…。)
 
 このほかにも、ビクターのウッドコーンシステムや、
ケンウッドのKシリーズ小型コンポーネントや、
Microshar社のポータブルヘッドホンアンプ、
そして、インターネットラジオ再生ユニットのTangent Quattro mkIIなどなどなど
色々と興味深い機材の展示もありました。
http://www.porcaro-line.co.jp/quattro.htm
 
 
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090618_294702.html
萌えとオーディオの融合、「Soundgirl -音響少女-」 発売記念イベント -AV Watch
 
 
 視聴会場はかなりライブで箱鳴りが厳しい場所で、
下の階からも店内放送の音がかなり聞こえてましたが、
音の入り口から出口までメーカーを揃えて構成していることもあり、
耳をそばだててじっくり聴けば、各メーカーごとの鳴らせ方の特徴は結構わかります。
4セットそれぞれ、得意分野が分かれているシステムなので、
初めて聴く人でも、自分の好みの傾向は掴みやすいかな?と思います。
 
 私の好みは、4セットの中ではケンウッドのシステム。
ハイトーンのアタックは昔から少し弱めですが、その分、音量を大きめにすると、
いい感じで男声ボーカルとか響かせてくれるところが好きですね*2
<そしてこのシステムは、市場実売価格だとかな〜りサイフに優しい(^^)。

ケンウッド レシーバー内蔵アンプ R-K1000-N

ケンウッド レシーバー内蔵アンプ R-K1000-N

ケンウッド スピーカーシステム (木目) LS-K1000

ケンウッド スピーカーシステム (木目) LS-K1000

ケンウッド CDプレイヤー DP-K1000-N

ケンウッド CDプレイヤー DP-K1000-N

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00109PEOW/
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0011DQ45U/
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00109M3M8/

 
 人が増える週末だと、箱鳴りがゆるやかに収まっていい感じになるはずなので、
音楽聴くのが大好きでオーディオに興味が出てきそうな感じの方や、
普段からヘッドホンだけだとちょっと疲れてくるかな?という方は
是非この週末に足を運んでみてはどうでしょうか?
好みのCDなどを持参すると、かけてくれるかもしれませんよ。
 
(追記)
 大ざっぱな傾向を追記しておきます。
 
 SONYのシステムはガチ本格派な音作りなので、圧縮音源などはお勧めしません。
濃厚なクラシックフルオーケストラなどや映画音楽など「お金かかった音」をお勧めします。
ベタな選曲だと、スタジオジブリ関連の音源や攻殻機動隊とかドラクエFFなどの超お金かけたVGM。
 ソニーな音を決め打ちで狙っていくなら、
ネットで大きな話題になった、かないまるチューニングの名盤SACD
『camomile Best Audio (Hybrid SACD)』を一度このシステムで聴くことをお勧めします。

camomile Best Audio

camomile Best Audio

http://www.amazon.co.jp/dp/B000WGUK4S/
 
 
 KENWOODのシステムは、"キラキラだけど当たりは優しい"高音と中低音の響き方が魅力。
個人的にはオヤジ系Jazzとかごりごりのソウルでマタ〜リ流していくのが激お勧めなんだけど、
アニソンやゲーム系だとそういうのってあるのかなぁ?
COWBOY BEBOP TANK!THE!BEST!』なんてどうだろ?音もいいし、なにせノリノリだしw。
COWBOY BEBOP TANK!THE!BEST!

COWBOY BEBOP TANK!THE!BEST!

http://www.amazon.co.jp/dp/B0006D3GPM/
 色々とゆるめの音なので、解像度やたら高い系の音楽や、
息止めて音楽に集中して固まって聴くのはお勧めしません。
バーとかラウンジみたいに、立って酒飲む場所の雰囲気がします。
 
 
 NeoClassico series、
 趣味直結だと、古書店とか喫茶店とかに置いてある管球アンプの音や、
低域や倍音がハモるアナログシンセサウンドとか激好みなんだけど…。
 これはちょっと予想と違って…かちっとしてる。
古いJazzボーカルとかとは違って、今どきの音の作りの曲がいいかも。
 
 井上喜久子"お姉様"のような声優ドラマCDとか、
バイノーラル録音された妄想しろなドラマCD聴いて、
ひたすら艶めかしい声だけでハァハァするのもいいかもしれませんし*3
栗コーダカルテットのような音源をかけてみるのも乙かも。
 大音量・爆音系は無理な代わりに、前後の奥行き感も結構出せるっぽいので
今どきの細緻な電子音(エレクトリカ)系とかも聴いてみたくなります。
音響系とかかけると面白い音の出方がするんだろうなぁ…。
 
 
 tangent HiFi200+Clarity4の組み合わせは、なんとなく中域の張り具合に特徴があるっぽい。
萌えサウンドよりは燃えサウンド*4や艶のある声の方が合いそうな予感がします。
熱く熱く声張って燃えたぎる水木アニキの声や、
あるいは泣けるエンディング系(弦楽器+泣きのギターとか)サウンドや、
ゴリゴリのロック感情色々こもってる系の曲がいけるはず。
 
 
 追記追記
 オーディオ詳しい方でアニソン好きな方のレビューがはてなにあったので
リンクしてみるテスト。こっちの方がより的確ですよ。
http://d.hatena.ne.jp/rapids827/20090619/1245432135
『Soundgirl-音響少女-』 - rapi-log

ブラインドで聴かせたらtangentが球でLUXMANが石だと勘違いする人もいるのではないでしょうか。
 
 
 あと、もうひとつ追記追記追記
オーディオ趣味と「部屋のセッティング」と「音量」の関係って、
当たり前だけど結構重要だなと改めて感じました。
箱鳴り強い&人数が控えめだった関係で今回音量は控えめでした。
ソニーのシステムは人が多い時間帯に行ってしっかり大音量で聴いてみたいです。
 
 

*1: <自分は、越谷レイクタウンノジマオーディオスクウェアで見かけたくらいかなぁ…

*2: <若干オヤジ(汗) 

*3: <ダメ人間自重しろ 

*4:スピーカー赤いしw。