出版とWeb、ケータイそれぞれのコストの考え方が相容れない件について

http://d.hatena.ne.jp/urashinjuku/20090413/p1
tx別館(本とネットの話限定)
 
 刷って売ってしまえばあとは放置可能というのは、
紙媒体の大きなメリットでもある。パッチ当てにくいけどな。
 


実は印刷というのは、数を大量に刷ると、細かいセッティングがいらず
あとはまわしておくだけ、という状態になる。
印刷機が遊ばない分「ものすごく」単価が下がるのだ。
 
(略)
一方でwebの場合はスタートアップ時のインフラのコスト負担は軽いんだけど、
メジャーサービスになるとインフラはだんだんと運営者の懐を圧迫してくる
(だから売っぱらうという感覚があるんだろうけど)。
(略)
webの原価率は印刷代のように、たくさんユーザーがいると限りなく大きく下がるというものではない。
(略)
 
ケータイサイトの収益モデルでちょっと面白い話を聞いたのは、
たとえば当たったサイトがあるとしますよね。
そしたらそれの類似サイトというか、同じものの入り口違いをどんどん増やしていく。
他の会社から買ってでも増やす。みたいな収益の最大化へのやり方。
(略)
ケータイの場合は、SEOしてもたどりつくとは限らないということもあるのか、
いろんな所に(実質的に同じサイトの)入り口を増やすことによって、
単純に接触機会を増やして全体収益を上げるという感じ。