重いカメラと重いレンズは苦手。物理的にも精神的にも「カメラが軽い」のは、カメラ初心者と、スペシャリストにとって価値がある。

 先日、立ち読みした美術手帖で、
木製カメラ*1での篠山紀信の(エロ)撮影風景をレポしていたのですが、
中判大判カメラ&至近距離でガンガン手持ち撮影やっているんですよ、驚いた。
ボディが木で出来ているから、あの見た目の割には結構軽いとはいえ、
アオリできるカメラであの至近距離で軽々と手持ち撮影しているのにはビビリました。
 


これは個人的な体験なので根拠はないのですが、
銀塩時代には一眼レフに見向きもしなかったギーク系デジタル一眼ユーザほど
理不尽なスペック競争をしたがる傾向にあるような気がします。

EOS Kissシリーズを使っていると軽く嘲笑されることがある - HINALOG 2.0 http://www.hinalog.com/blog/2009/04/eos_kiss.html

 
 自分の周りのスナップ系写真"玄人"がカメラを選ぶ時の理由に、
「カメラが軽い(そして安い)」というのは結構あるっぽい。
確かに、彼らの銀塩カメラ+レンズの組み合わせは、
私のデジタル一眼レフ(キスデジN)よりも、物理的にも軽い。
値段の面では、購入価格でもレンズ代だけで結構な額になるらしいですが。
 
 四六時中常時首からカメラぶら下げて、スナップを撮っている人にとって、
カメラとレンズや機材が軽いというのは、それだけで撮影時にずいぶん影響があるらしい。
レンズの光学性能は、ある程度物量に左右されるところがあるけれど、
カメラの光学性能は…今なら、お金をかければ色々と軽量化できるんじゃないかなぁ?
 

*1:たぶん、愛用のデアドルフ(Deardorff)