個人レベルで運営する、ミニワンセグTV局はアリだ。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/20081120/zooma385.htm
小寺信良の週刊「Electric Zooma!」:
見えてきた「HD以外」の何か、Inter BEE 2008
〜 中心はメディアではなくコンテンツ 〜


 電通国際情報サービス朝日放送と共同開発した「ワンセグ・ボックス」は、
エリア限定ワンセグに必要な機能を
全部まとめて小型のワンボックススタイルにまとめたものである。
映像入力はS-Videoまたはアナログコンポジットで、
内部でWindows XPが走っており、
ディスプレイ出力端子やキーボード、マウスコネクタを装備、
データ放送に必要なテキスト入力も本体のみで行なえる。
 
 ブース内に設置した1本のアンテナから
実際に送信デモンストレーションを行なっており、
幕張メッセの4、5、6ホール内を約8mWの出力でカバーできているという。
会場に行ってワンセグの15chに合わせれば、受信できるはずだ。
 
 価格は未定で、数百万円の前半ぐらいということだが、
これ1台が放送局そのものという意味では、
ものすごいコストパフォーマンスである。
 
 業務用放送機器ということを考えると、
まさしく「笑っちゃうほど安い」商品です。
ご当地ワンセグは、絶対受けるよな。主にギャンブル場とかで。
  
 この手の製品の常として、
おそらく年数が経過するごとに飛躍的に安くなって、
秋葉原限定ワンセグ局ができたり、
ご当地放送局がお祭りなどのイベントで使ったり、
学校の放送部が部費で導入できるくらいの価格になるのかも。
作り方次第ではえらく面白い展開ができるかもしれないなぁ。
 
 SD画質の撮影機材なら、中古の業務機はずいぶん安く入手可能ですし、
ぶっちゃけ今の時代なら、民生機を"使い捨て"してもいい。
フルハイビジョンが撮れるカメラが10万円で買える時代ですし。
 

プラズマの業務用モニタが先の北京オリンピックの国際放送センターマスタールームで、
103インチが6台、65インチが36台使用されたという。
 
 これらは全面に1つの映像を出すのではなく、
マルチ画面分割して複数台のカメラ・ラインソースを表示するのに使われたという。
確かに103インチ6台ともなると相当な重量にはなるが、
それでもラインの数だけモニタを用意するよりも効率的だ。
 
 マルチ分割画面やデュアルモニターというのは、
編集作業をする場面では、一度使い出すと戻れない便利さがあります。
観るだけのTVならあまり必要ではありませんが…。