【ウォルマート】『スマート・ネットワーク』は広告メディアの革命やぁ〜!

http://blog.livedoor.jp/usretail/archives/51107877.html
激しくウォルマートアメリカ小売業ブログ
 
 ちょっと長いけど、おもしろそうなのでしっかり引用。
 最大の利点は、ウォルマートのPOSと連動していること。
 欠点は、アメリカだと、日本と違って携帯電話端末が低機能なこと。
 


ウォルマート・ネットワーク』が革新的な理由のポイントは3つあるのです。
?最適化された映像メディア広告で訴求することで売上が上がる。
?売上と広告の関連性を数値・計測化できることで、メーカーに広告を高く売れ、収入増なる。
?内容と売上の関連性を分析できることで、広告内容のノウハウを得る。
 
⇒『ウォルマート・ネットワーク』では、
1台1台、情報内容を変えることができます。
さらに、寒い雨の日にスープの広告を流すとか、
暖かい週末の快晴日にはBBQ用品を訴求するとか、
すぐに用意できる夕食(ピザやデリ等)を夕方5時ごろに流せる等、
時間帯や地域の天候に合わせたコンテンツで、広告を最適化できるのです。
つまり商品情報を最適化することで、売上をあげることが可能なのです。
 
⇒「御社の商品広告を○○の時間帯に流したことで、同時間帯の売上がXX伸びた」
ウォルマートはメーカーに説得力をもって広告を売れます。
定量化が難しいマス広告(テレビや新聞、ラジオ)と違い、
結果がすぐに売上になって現れ、広告の計測が可能となるのです。
メーカー側はスーパーボウルのような高額な広告枠を買うより、
特定地域の店の特定時間に集中する広告のほうが投資効率がいいということが分かります。
ウォルマート・ネットワーク』は既存メディアにとっては脅威となるのです。
 
⇒特定の広告とその商品の売上の関連性を調べたり、
店内カメラでお客が立ち止まって広告を観ている時間等をモニターする
ラッキング調査ができます。それをソフトウェアで分析し、
最適な広告づくりのノウハウを積み上げていくことができるのです。
条件(客層、レイアウト、天候や時間など)が同一の2店で、
同じ商品でもまったく違う広告を流すことで比較できるのです。
どちらの広告内容のほうが、訴求精度が高いかなど詳細な情報を得られます。
マーケッターにとっては垂涎の的ですね。
 
 ウォルマートはとんでもないメディアを導入しようとしているのです。
巧くいけば「メディア革命」です。
 
関連リンク:
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http://markezine.jp/article/detail/5786
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