【写真展リアルタイムレポート】「¥3,000円で写真売りましょ! 買いましょ! 展」

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/exib/2008/10/23/9485.html
デジカメwatch
 


その前に、売る側の写真家の意識を変えることにあった。
 
「写真家本人が意外とプリントを買っていない。
まず写真家が買う側の意識、買う気持ちを理解することが大事だと思ったんだ」
 
 この写真展、出品しています。「84番のブック」をご覧下さい。
 
 木曜日に会場で1枚写真を買いました。
海外の友人へのプレゼント用です。
自分で部屋に貼るのに欲しい作品と、
プレゼント用に買う作品は傾向がかなり違う。
部屋に貼るための写真は…どうなんだろう?
会場にもう一度行って、買うかも知れない。
 
 そして、自分の作品…売れるか・買いたくなるかというと…微妙だなぁ。
他の参加者の作品が、どれもこれもプリントのクオリティが高く、しかもプリントが上手い。
正直、写真の傾向もかなり違うし、半日で刷ったプリントのクオリティはかなり見劣りする。
 
 
関連リンク:
http://alao.cocolog-nifty.com/the_eye_forget/2008/10/grdigital-2-135.html
THE EYE FORGET: GRDigital 2 パーフェクトガイド & 3000円で、写真売りましょ!買いましょ!展

その写真を購入したい、所有したいと思ってい見ると、
それがたった3000円だとしても、全く違う価値観は働く。
今回のイベント約1400点の写真が集まった。
そのなかから欲しいと思ったものを、選ぶ作業、楽しみは、
オリジナルプリントを所有したいという気持の発露だ。
実際にプリントを触って、裏を見たり、透かしてみたり、
その存在感を確かめながら写真を見ることは、
額に収まったり、印刷されたものとは、決定的に違うものがある。
これは、写真のライブなのだ。
作家が作った写真を、触る。そして欲しくなる。
その実験としての3000円。

これは価格破壊でもなんでもない。

 
 木曜日に会場で、横木安良夫さんとお話しできました。
ブックの写真を魅せる方法で色々とアドバイスを頂いたり。

 コミケ会場などでは、お気に入りのイラストを買うように
結構ポストカード写真や写真集を買っている側だったのですが、
ここまでクオリティが高い作品を「買う」「壁に(ずっと)飾る」となると、
写真の見方が全然違ってくることがよくわかりました。
たった3000円/枚なのに、買うときは結構ドキドキしますよ。
 
 特に、用紙の「余白の取り方」の上手さが
web写真と違って重要なポイントになります。
これは、やってみないとわからなかったなぁ。
 

関連リンク:
在京の写真家にあきれた、精進を期待する - shado2001 の日記
http://slashdot.jp/~shado2001/journal/456367/
 
 よんでみたけど、
写真展のコンセプトからすると、微妙にずれた視点かも知れない。

 ファンが思いっきり短期間で準備した、
人気ジャンルでの第一回目のオンリー同人誌即売会で、
サークル数の割に会場が狭すぎるとか、
発行部数が少なくて品切れ大杉とか、
サークルカット小さすぎるとか文句いっているような感じの違和感。

 
 まあ、参加者数の多さと会場の広さを考えると、
ブックを見るテーブルと椅子の位置を分散させてあると嬉しい。
テーブルと椅子の数も多い方がいいかもしれないなぁとは思いました。
 
 ブックを置く場所を分散させたほうがゆっくり閲覧できるし、
見終わったブックを互いに声かけて譲り合いながら
ゆっくり観賞するような余裕もできる。