あなたの妻はなぜ衝動買いをするのか?

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0807/17/news115.html
Business Media 誠:郷好文の“うふふ”マーケティング
 


 さてここで立場を変えて、衝動買い“させる”売り手の視点で見てみよう。
この“逆円錐”を長くする一期一会を深めるには、どうしたら良いだろうか?
 
 陳列量を抑える(レア感を出す)、陳列の鮮度を高める(場所を変える)、
POPの文句を変える(ウケるスローガンは人それぞれ)などは基本だが、
出会い作りにはやはり重要。
ネットショップならランダムなシャッフル、写真を変える、
説明文を変える、カラーを変えるのもいい。
 
 商品を見つめるお客さまの衝動にフタをしてはならない。
フタとは“売らんかなの店員”のひとことである。
「お似合いですよ」はまだしも
「今買わないとなくなります」という脅し文句は、むしろ衝動のフタを閉じさせる。
強引に買わせてもあとで後悔させ、その店には2度と近寄らなくなる。
 
 衝動買いのトランス状態にあるお客さまは、放っておけばいいのだ。
ニッコリ微笑んでいるだけでいい。勝手に衝動に落ちてくれる。
衝動の持続こそが消費の快楽、顧客満足なのだから。