NY地裁、GoogleにYouTubeユーザの視聴記録のViacomへの提出を命じる

http://slashdot.jp/it/08/07/04/205245.shtml
スラッシュドット・ジャパン


このビデオ視聴記録にはユーザ名やIPアドレスが含まれるため、
Googleはユーザのプライバシー侵害にあたると主張していたが認められなかった。
判決はユーザの視聴記録に加え、
YouTubeが何らかの理由で削除した動画も全て提出するよう命じている。
このデータで著作権を侵害している動画のほうが
ユーザ作成動画より多く視聴されていることが明らかになった場合、
Google著作権侵害に加担しているとして
法的責任を問われる可能性もあるとのこと。

 訴訟金額10億ドル以上ということや、
Youtubeの検索ソースコード開示まで要求するふざけた訴訟で、
まったくもって馬鹿すぎる連邦地裁判決が出てしまいました。
即座に控訴されることは確実だろうと思います。
 
 スラドのコメントの中でも書かれているけど、
広告ビジネスでやっているgoogleが持っている
お金になる生データ+ユーザー情報を
「丸ごと」Viacomに渡せってことですよね。
 
 自作動画を大量に視聴しているユーザのIPアドレスも、
Youtubeみている「私のIPアドレス」も
全部Viacomが根こそぎ持っていくぞってことですよね。
 
 "Don't be evil."の原則から考えると、
IPアドレスとセットでの情報提供はちょっとありえないし、
こりゃ、明らかにビデオプライバシー保護法違反でしょ。
 
http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-503.html
YouTubeを見ている全てのユーザー視聴情報をバイアコムへ』米国法廷が裁決。*ホームページを作る人のネタ帳
 


また判事は、今回引渡しを命じたデータには、
Viacomの要求、つまり著作権を侵害するコンテンツと
それ以外のコンテンツの比率を判定するという目的のためには
不必要な情報が大量に含まれているという点も全く理解していないようだ。
Viacomはその目的のために必要ない、はるかに広い範囲のデータを要求している。
その目的は音楽ビデオやテレビ番組を何度か
見たユーザー個人を訴える
(あるいは訴えると脅して金を搾り取るというRIAAの大好きな手法)
以外に考えられない。

http://jp.techcrunch.com/archives/20080703judge-protects-youtubes-source-code-throws-users-to-the-wolves/
TechCrunch Japanese GoogleViacom 訴訟で連邦地裁、YouTubeのユーザーをオオカミに投げ与える