深い絶望を検知するそのソフトは赤木論文に反応するだろうか?

http://d.hatena.ne.jp/essa/20080615/p1
アンカテ


つまり、深い絶望を吐露した人間を検知して拘束しようという話としか思えない。
 
 SNSとかmixiとかの色々な某コミュだと、誤検知しまくりで、
ケータイの個人情報とヒモつけされているから即拘束かな?
…という冗談はさておき、
 
 
 深い絶望を吐露できる人に対しては、
googleアドワーズが"ちょっとしたユーモア"のある
「適切な広告」を出すことで救いを与えるというのは
今の段階でもかなりあり得るんじゃないかなぁ?と、
ニコニコ動画ニコニコ市場を眺めていると考えていたりもする。
 
 今の段階ではまだまだユーモアは人力だけど、
将来、コンピューターがある程度の笑いを身につければ、
2次元以下の恋人のユーモアで救われることはあるかもしれない。
恋人が常に3次元である必要はないんだし。
 
 
 ソフトウェアの進歩を考慮するなら、
おそらく、数年先の将来、
codeで識別できる範囲の絶望(<って嫌な言い方だなぁ)には
全然問題なく反応できるようになると思う。
 
 問題は、code化しにくい、
"兆候"の部分にはまだまだ対応しにくいことで、
おそらく政府が2億円もの大金をかけて作りたがっているのは、
そういった"兆候"までを分析するソフトウェアじゃないかなぁ?
 で、そういった兆候に対して、
何かしらの「場所」に適切に迅速に誘導することが可能なソフトができたら、
ここ最近の中高年の自殺防止対策のコスト・ベネフィットだとかを考えると、
2億円は「全然安い金額」だったりする。
http://www.crs.or.jp/55321.htm
自殺のGDP損失は1兆円=国立人口問題研が推計(中央調査報より)
 
矢野さとるは数億円の税金の無駄遣いを止めたのかもしれない。 - CNET Venture View http://v.japan.cnet.com/blog/story/0,2000071498,000265c-0000023744o,00.htm
 
 
 多分、その兆候に対応するには、
掲示板の巡回機能だけではうまく対応できずに、
プライベートな部分にも近接可能なアプリケーションが求められて、
そのうち、「自殺防止」という公衆衛生目的で、
「深い絶望を検知」した際には、管轄省庁への
当該者のおさいふケータイの情報提供や、
SNSのログ提出が義務づけられたり、
かかりつけ医師への情報提供がされたりするのかも。
…全く嫌な世の中になりそうだなぁ。
 
 ちなみに、写真の世界では
「来るべき言葉のために」という
中平卓馬の有名すぎる言葉があったりする。