「量販店モード」

http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080529/dg99.htm
西川善司の大画面☆マニア 第99回
 


量販店などの高輝度な店内での陳列展示で目立つため、
日の差し込む日中で「暗い」という印象を与えないために、
最近のテレビ製品のほとんどが
「ダイナミック」と命名されるような「黒死に/白飛び」の
最大輝度/超ハイコントラスト重視の画調モードで出荷されている。
本連載をチェックしているような映像視聴に関心の高いユーザーは、
まず初電源投入時に「標準」画調に戻すだろうが、
「そのまんま」で見ている人が
全ユーザーの60%にもなっているのだそうだ(東芝調べ)。
 
 つまり大半の人がそのテレビの最高画質を味わっていないということだ。
最大輝度になっているのは消費電力にも少なからず影響があるし、
夜の視聴においてはあまり目に優しいとはいえない。
さらに画質的見地からしても
映像情報の何パーセントが欠落してしまっているのでもったいない。
かといって、「標準」画調モードで出荷すると
店頭で並べたときに暗いと言われ、
あるいは購入後「店頭のより暗く見える」というような
クレームが寄せられてしまうことにもつながる。
こうした問題に一石を投じるべく、
500型番の新REGZAから新搭載されたのがこのおまかせ映像モードなのだ。