チベット騒乱の背後に地下資源問題

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080403/152118/
NBonline


 中国はなにゆえそのように強硬手段でチベットを統治しようとするのか。
それは、チベットに眠っている豊富な地下資源である。
その眠りを覚ます役割が、2006年7月に開通した青蔵鉄道である。
青海‐ラサ間1145キロメートル、約3200億円かけて建設された鉄道は
採掘された資源の輸送手段になるわけだ。
  
 国あるいは地域を実効支配する常套手段が鉄道建設である。
自国民を大挙して送り込み、資源を収奪する方法は、
かつて、日本も満州で行った。
国策として南満州鉄道を建設し、100万人移民政策を推進、
鞍山の鉄鉱石、撫順の石炭その他有用資源を確保した。
青蔵鉄道も全く同じ手法である。
この方法を中国は今、チベットだけでなく
アフリカのコンゴ民主共和国でも実行している。