ニコニコ市場はあと2回くらい変身を残していそうだ

http://d.hatena.ne.jp/okgwa/20070904
おけぐわの日記
 


実は私はid:essa氏の主張を読んだ当初、
少数のメジャーなアーティストに依存する形で
MAD職人が食べていける未来が目に浮かびました。
 
(中略) 
アフィリエイトというのはそもそも、
「基本的にどこの店で買っても同じ」な商品を
「うちの店から買わせたらそれを誘導した人に分け前を上げるよ」
――というシステムです。
Amazonなどがそれに期待しているのは単なる客寄せ効果です。
 
関連するコンテンツで客寄せをした方が
商品を買ってもらえる割合が高いからみんなそうしているわけですが、
将来的にほとんどすべての購買活動がWebで行われるようになれば、
アフィリエイトで扱う商品がコンテンツに関連してるかどうかなんて
関係なくなります。
 
そういう極端な時代が訪れたときに
(例えば)Amazonがコンテンツに求めるのは、
「そこで買い物をするとAmazonで買ったことになる場」に
人を集めることが出来る力です。
「買うつもりがなかったものを買わせる」必要はありません。
来た人に「買おうと思ってるもの」さえあればそれでいいのです。
 
でもって、単に「人を集める」だけであれば、
それが「金を取れるクオリティ」である必要は全くないわけですから、
id:essa氏の言うようなことが途端に現実的になってきます。
 
 直でお金にはならないけれど、人が集まるってコンテンツは、
今現在、日本の民放で放映されている
殆どの地上波TV*1のCM収入モデルもまんまそうだったりする。
  

*1:例外:政府公報やテレビショッピング