私の経験から言えば、「パトロン」が与えてくれる利得は、お金よりも、人脈や情報や知の場合が圧倒的に多いんだけど。

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0708/21/news013.html
ITmedia +D LifeStyle:商業芸術におけるパトロンシステムの崩壊と再生への道
 
 大抵、面白い人の周りには様々な面白い人が居て、
そこから始まるヨタ話のようなものに、
それが実行可能になるある程度のお金が付いてくるから
突然変異で面白いことが連爆していくってのが、
パトロンシステムと、その人の周りのサロンが
芸術を生み出しやすい最大の理由だったりする。
 
 例えば、スタジオにみんなで集まるのには
スタジオ代がある程度必要ではあるけど、
「クラブ借りるお金がなければ路上でいいんじゃない?(辻テクノ)」
ってのは今どきならアリだよね、myspace使いこなせば。

 
 小寺信良さんの示すパトロン云々の話は興味深いし、
実際のところお金が無ければ(古典的な)芸術活動は苦しいってのは確かだけど、
ネットの世界では有益な情報を気前よくタダどころかのしまで付けて
与えてくれる人はかな〜り多いし、自分もそのノリでやってる。
そして、そこから稀に、思いもしない別階層からの
面白すぎるアプローチがあったりもする。
 
 情報を投げ出すときは、
9割9分ハズレ、1分だけヒットって感じだけど、
そのハズレの部分で色々反応が返ってきて、
そこで色々知見を得ることは多いです。