カメラのライフサイクルと、ランニングコストと、そして撮影頻度の関係。

http://d.hatena.ne.jp/hateno/20070527/p1
写真は選択か


デジタルカメラがそうさせるのである。
単純にコストが安いからというだけにとどまらない。
陳腐化が早く、1、2年もすれば確実に、より高性能の機種にとってかわられるので、
とにかく買ったら可能な限り使い倒さないと元が取れない、
という計算に囲い込む消費財なのである。
 
(中略)
 
こうして、せっかく買ったのだから
古びる前にどんどん使わなきゃという心理状態へと陰に陽に導かれ、
大量に撮影しては選別するという流儀に、機材のほうから追い込まれるであろう。
業務用ならとにかく連日稼働させることになるが、
そうでなければ、大量に撮影するには行った先々で片っ端から撮影するのが
てっとりばやいと誰もが考えるに違いない。
かくしてweb上には似たような身辺スナップ画像があふれかえる事態となる。
恒常的収入手段を失った人々がみな同様のスタイルに落ちつくように、
誰に指導されたわけでなくても一律の帰結に収斂することとなる。
 
 煽り方含めて、興味深い書き方だし、
私自身のカメラ購買・撮影・公開のスタイルについても考えさせられるけど*1
なんかこの文章だけじゃ足りない部分もあるんだろうなぁという気がする。
 
 高梨豊さんの文章でも読んでみようかなぁ?
 

*1:中古カメラのお店でジャンクに近い格安デジカメを買って、ネットで新品の互換電池を買って、この組み合わせでカメラが「壊れるまで」数週間使い倒して、で、撮った画像をネットで公開する。