家電量販店の販売員ならではの名刺の使い方。

 家電量販店の広告や店頭では、
大画面TVやエアコンなどの競争が激しい商品の場合、
広告の価格や店頭の値札にバッテンが書かれて、
その下に「さらに値引きします」と書いてあります。
 
 この値引き額、「口頭価格」と言うんですが
お店で最初から値段がほぼズバリ決まっている場合と、
値引き額が販売員の裁量にある程度任されている場合があります。
前者の場合ですと、大概どの店員さんに問い合わせしても同じ値段*1ですが、
後者の場合、店員さんのやり取りや同時購入の商品次第でかなり差が出てきます。
 
 で、交渉である程度大きめの値引きが発生した後で
お客様が「他の店も見てくるよ」と言った場合、
その時の交渉で出てきた商品(群)と値引き後の価格を、
必ず「自分の名刺の裏にメモして」お客様にお渡しします。
(私の場合は接客した日時も書いておくようにしています。)
値引き後価格を書くときには、改竄防止のために必ずボールペンで。
 
 これをやっておかないと、
お客様が再来店されたときに値引きを行った当人がいないと、
値引きをやったやらない言った言わないでトラブルになる場合があるんです。
 特に、自分の扱う専門分野の商品で複数商品のまとめ買いが有る場合、
販売員さんによってはかなり思い切った値引きをすることが多く、
それを後日他分野の店員さんが引き継いだ場合には
「いったいどこをどうやったら、こんな値引きが出来るのか!」
と驚かされることも稀にあります。
 

*1:その店の底値