ドンキホーテで売れる液晶TV。

 
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070426/rt031.htm
西田宗千佳のRandomTracking 
バイ・デザインに聞く「低価格テレビ市場の真実」
テレビも「格差」時代に。薄利の液晶でどう儲ける?
 


ドンキホーテで売れているのは、大型テレビではないです。
2万円から5万円くらいまでで、15インチくらいの小型液晶テレビです」
と伊豆田氏は説明する。そして、こう続けた。
 
 「当社全体での販売数量の、半分くらいですかね」。
 
(中略)
 
 家電量販店と、価格重視のディスカウントストアで、
売っているものから客層、メーカーまで違う、という階層化は、
これまでアメリカに見られた現象だ。
日本は、「誰もが同じ家電を買う国」であったのだが、
少なくともテレビについては、その常識は崩れつつあるようだ。
 
 特定の販路で売られる低価格商品は、販売管理費をかけられないので、
他の階層に知られることなくヒット商品になっていく。
これは、大規模販促を前提としている大手家電メーカーにはハンデだが、
バイ・デザインにはそうではない。元々、
「販売管理費をかぎりなくゼロにする」ことが、
基本的なビジネスモデルとなっているからだ。
 その経営リソースと、テレビに関するノウハウを最大限に生かし、
「ライバルよりワンランク上」を狙っているところが、
ドンキホーテバイ・デザインが勝つ理由なのだろう。