須田一政(すだいっせい)さんのインタビュー

http://www.ipm.jp/ipmj/int/suda.html
Internet Photo Magazine Japan
 


(須田:)…それは想いの記録としては好いんですが、
歳と共に興味は変わっているからデータ的なものが写ってた方が、
あんときは何が面白かったんだろうね、
って見返したときに自分で楽しめるから。
質問者:ああこんなものが写っていたとか。
須田:そうですよ。あの時変だったのかなとか、
何でミノックスだったんだろうとか。
 
(中略)

(須田:)それは1円プリントってありますよね、ゼロ円プリントですか、
プリント太郎というところへ出すと、
36枚撮り680円くらいでプリントと4コマのコンタクトがつく。
あれがなかなかハマってまして、面白いんですよ。
まったく整理はしてないんですけれど、
1年半で大きな段ボールに七つぐらいになってます。エライ重いんですよ。
アレって梅雨も越しちゃったし、あのまま置いておくと
悪くなるんじゃないかとドキドキしながら置いているって
なかなか好いもんですよ。
質問者:あれが写真にとって好いのか悪いのか話題になってます。
須田:ニコンの高級コンパクトとか、ミノルタの13万円のカメラとか、
1万円のカメラとかみんな同じように写りますでしょプリントが。
色が抜けていて、どんな高級カメラでも平等に、あれがヘンでいいですよ。
質問者:いつかそれをまとめて。
須田:なんかしようと思うんです。
でも、それだけまとめて見ようというパワーがないですね。
昔は撮った写真をすぐ見ようと思ったんですが、億劫ですよね。
ただ、4コマを向こうで勝手に切りますよね。あれが面白いですね。
次のコマが唐突でしょう、つながりが。
質問者:須田さんがゼロ円プリントで写真展やられたら、
マチュアの人は衝撃的でしょうね。