ジャパネットたかたの社長さんのかつての職業は、「観光写真」の撮影。

http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/person/interview/050325takata/index3.html
ジャパネットたかた 社長 高田明:nikkei BPnet(取材・文 佐々木俊尚)


そんな高田は、それまで好きだった英語の仕事をすっかり忘れるほど、
写真の仕事に夢中になった。
特に熱中したのは「観光写真」という仕事だった。
 
ホテルの宴会場に出掛け、社員旅行や親睦会などの宴席に入り込み、
客の写真を撮りまくる。その日の内に現像・焼き付けし、
翌日の朝食の席に持ち込んで販売するというビジネスである。
誰もが気後れしそうな仕事だが、高田は最初からのめり込んだ。
 
「お客さんが下を向いたままの写真は買ってもらえない。
どうやって話し掛け、顔を向けてもらえるかが秘訣。
僕が撮った写真の9割は顔がこちらを向いていて、他の誰にも負けなかった」

この頃の経験が、後の通販番組の素地になっていったのだろう。
メッセージを相手にどう伝え、どう受け止めるかという貴重な訓練だった。