「バックラッシュ論争のひとつのポイントは「弱者共闘の品揃えを増やすことのコスト」がどれくらいのものかという話になるのではないだろうか。」

http://d.hatena.ne.jp/essa/20060725/p1
アンカテ(Uncategorizable Blog):
ロングテールな弱者共闘のコストの話と
バックラッシュにメディアアウトで対抗しててOKな業界の話
 


つまり、id:Masao_hateさんは
ロングテール指向」の「共闘」を呼びかけているのに対し、
id:kleinbottle526さんとid:macskaさんは
「ヘッド指向」の「共闘」というとらえ方をして
反発しているように見える。
 

もちろん、「ロングテール指向の幅広い弱者共闘」と言ったって、
ブログにいろんな人が自分の生の声を書く勝手連的な連携くらいしか、
私の中には具体的なイメージは無い。
だから、それが実効性は無くて非現実的で
副作用が多いという批判はあると思うが、
少なくとも、品揃えに関わるコストに構造的な変化が無いのかという
見直しはあってもいいと思う。
 
 なんとなく、ポイントになるキーワードのひとつに
「私は○○」ですと"公の場で宣言・表現する"ことのコスト意識や
"公の場で宣言・表現"したあとに(周囲から)期待される
行動のクオリティ*1とかがあるような気がする。
 
 個人的には、今の状況を考えると、

ブログにいろんな人が自分の生の声を書く勝手連的な連携
ってのが起こるだけでも、相当大きいと思うし、
2chの政治系のスレから巻き起こってる様々な政治運動なんては
そういうロングテール系運動の典型例のひとつだと思う*2
 

*1:最近クオリティとか書くと、真っ先に2ちゃんねるVIP板と、例のAAしか思い浮かばなくなってる

*2:まあ、靖国参拝offの主催側に某新興宗教関係者が絡んでいたとか、童貞保持ネタに2chらーは釣られやすいという過去の履歴がある http://d.hatena.ne.jp/kanose/20050824/cultpropaganda とか、問題は色々あるけど。