「5垢(垢 = アカウント)で3キャラで同時にレアアイテムの買取チャットを立てて買取を行ない残り2キャラで露店販売するということを繰り返していた。」

http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20060723/p1
やねうらおよっちゃんイカ(ry - Ragnarok廃人伝説
 
 ラグ廃人絡みのエントリー(2006年7月22日〜8月6日)が異様に面白いんだけど、
自分的に気になったのがひとりで複数アカウントをコントロールする
ダブルキャストマルチキャスト」についての記述。


 この手のゲームで私が基本と考える狩りのスタイルは、
マルチキャストである。マルチキャストとは一人で
同時に複数のキャラクタを操作して狩りをしてしまうという方法で、
PTを組める人を探したりする時間を短縮できるし、
何より、狩りで得られる経験値・ドロップアイテム等は
すべて自分のものになるのが大きい。
 
 マルチキャストはほとんどのオンラインゲームで有効で、
リアルタイム性が低いゲームや、戦闘がぬるく単純作業のゲームにはもってこいである。
だから、オンラインゲームの“プロ”と称されるような人たちは、
みんなこのプレイスタイルを採っていると思われる。
 
 ただし、2台や3台のパソコンをリアルタイムに操作するので、
プレイヤスキルが相当必要とされるし、工夫も相当必要である。
Ragnarokの戦闘はぬるいと言えばぬるいのだが、
ダブルキャストとなれば話は別である。
ピアノで片方の旋律だけならば容易に弾けても
両手同時となるとその何倍も難しくなるのにも似ている。

http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20060729/p1
Ragnarok廃人伝説(7)

 
 私の友人にGNO(ガンダムネットワークオペレーション)にはまってた人が居て、
その人も最大で3〜5アカウント程度をやりくりしていたなぁ。
 複数のアカウントを用意して、それをひとりで制御して遊ぶってのは、
ビートマニアひとり同時プレイとかDDRひとり同時プレイ(両手両足使用)とか
アーケードゲームでは筐体の構造上色々とあったんだけど、
コンシュマーゲーム・PCゲームで「突き詰めて」つくられたものは
まだ数が少ないんじゃないかなぁ。
 
 リアルタイムで、マルチキャストを使って、
「楽しませる」「魅せる」ことが可能なゲームってのは
まだまだ少ないからかもしれない。
DDRポップンミュージックは、筐体のデザインからも
マルチキャストの可能性を見せてくれていたし、
逆にひとつのゲームプレイを複数人で分担すること可能だけど…。
 
 リアル世界のシンプルなおもちゃだと、
マルチキャストの面白さってのは結構簡単に魅せやすい。
 例えば、ゲーム脳でおなじみになった「お手玉」は
極端にシンプルな構造を持ったマルチキャスト遊び。
お手玉の数がひとつの時は恐ろしく簡単だけど
4つ〜5つ以上になると相当熟練を要する。
そして、2人同時に"お手玉を共有して"遊ぶとなると
相互の連携がさらに複雑で難しくなってきて、
ふたりの息がぴったり合ってないと遊びにならない。
 
 Wiiのコントローラーとかは、使い方次第で
マルチキャストとかの面白さが色々活用できそうなんだけど。
コントローラー(制御権)を奪い合う・
タイミング良く渡す(繋ぐ・貸し借りする)感覚って
どの程度あるのかなぁ。