ビジョン・セラピー経験談

http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20060618/1150587364
http://d.hatena.ne.jp/michikaifu/20060619/1150668586
 視覚発達障害について。
とても参考になる文章です。お勧め!
 


あとになって、スピーチの先生の娘さんが
ビジョン・セラピーに行ったと聞いて、
「え〜、なんで早く教えてくれなかったの?」
と疑問に思ったのだが、
実はこれにはウラがある。
息子の学校は公立校で、種々の学習対策は
学区の教育委員会オーソライズして行うのだが、
この場では「有料の外部サービスをリコメンドすることができない」という
制約があるのだそうだ。
そうでないと、貧しい家庭に対して不公平になるからだ。
だから、本当ならビジョン・セラピーをやったらよさそうだ、
と個々の先生が思ったとしても、言いたくてもいえないのである。
 
ビジョン・セラピーの資料を読むと、
非行青少年の半分とかに視覚問題があるという調査もあるそうで、
視覚の問題から読み書きができず学校で落ちこぼれ、
世をすねて非行に走る、というパターンがあるのではないかと疑われている。
(まだ通説にはなっていない。)
この話が本当なら、非行に近い世界に住む、低所得家庭ほど、
視覚問題に対する補助があってしかるべきなのだが、
こういった子供の発達医療の進んでいるアメリカですら、
まだ視覚問題については対策が一般化していない。

アメリカですらそういう状況なので、
おそらく日本では、専門クリニックも一握りしかないだろうし、
親御さんが私のブログを読んでくださり、
「もしかしたらウチの子もそうかも・・・」と思い、
学校や小児科医に相談に言っても、
「そ〜んな話、聞いたこともない」と一蹴されてしまうかもしれない、
というのが心配だ。

昨日のエントリーに、
アメリカの公的機関やクリニックのリンクをいっぱい入れてあるので、
これらの文献を利用して、是非なんとか頑張ってほしい。
「機能訓練」でちゃんと「治る」のだから。