ゲーム/物語/RMT インタビュー パク・サンウ(Park Sang-Woo)

http://www.glocom.ac.jp/j/chijo/text/2006/06/rmt_park_sangwo.html
智場web
 韓国のRMT、特にリネージュについて。
 


リネージュ』は「ゲームをやりながらお金も稼げる」という要素があったからこそ,
韓国において成功したという部分があります.
大きな物語」がどうこうという側面よりも,
金銭に対するフェティシズムの影響が大きいのです.
 
例えば,あるプレイヤーが自分のキャラクターを評価する場合を考えてみましょう.
その場合,プレイヤーは
「自分のキャラクターが持っているすべてのアイテムを,
もしも金銭に換えたらどうなるだろうか」
というようなことをつねに考えながらプレイするわけです.
つまり,全員がRMTをするのではなくとも,
全員がRMTの評価軸によって駆動されている世界がそこに出現するわけです.
 すべての評価がリアル・マネーを通して成立してしまうような状況.
これが金銭に対するフェティシズムだ,ということです.
 
 非常に興味深いエントリー。
 実際には、全員がRMTで"売る"行為を始めると、
ゲーム内世界でのバランスがおそらく破綻してしまうのだろうけど…
けど、実際には、ほとんどの人が売らないから、相場は維持される。
 
 そう考えると、リアル世界のいわゆるコレクター(not転売屋)でも、
こんな感じの人は若干というか、結構いるんだろうなぁ。
何でも鑑定団とかがあれだけ視聴率を稼いでるんだし。