「ロングテールの写真サイト」は今のところ、なかなか難しい。

http://tsaka.exblog.jp/1912437/
 
tsaka.jp 写真展キャンペーン : ロングテールの写真サイト
(情報元わたしのなきごえ、ひめい?:http://d.hatena.ne.jp/uzi/20060508/p1 )
 
 ネタ(なんだろうなぁ…)にマジレスするのもなんなんだけど、
GoogleAmazonはてなキーワードロングテールを成功させているのは
莫大な量のテキスト(code)の処理を自動で行うことが可能だからであって、
その自動処理自体も、今のところ、莫大な量の"人力で書かれた"
テキストやリンクタグを流用することを元にしてる。
 
 画像や写真の場合、
ロングテール現象が起きることに必須の自動情報処理システムでは、
Flickrのタグ付け&共有システム*1や、Googleイメージのようなシステムが
ある程度の割合で画像に応用することを成功しているんだけど、
これも、自動処理のメインは「文字(やリンク)と関連のある画像・写真」という条件付きで、
写真や画像に関連のある文章の部分は人力入力に頼っているし、
Flickrの公式blog(FlickrBlog http://blog.flickr.com/ )にピックアップされて出てくる写真の多くは
おそらく最後の選択は編集者の人力に寄るところが大きそう。
 
 要するに、今のところ、画像検索の自動処理は
「キャプションや被リンクの数や質が主」にならざるおえなくて、
画像や写真そのものに直でタッチする方法はあまりないんだわ。
中平卓馬の時代のあの呪縛からまだ逃れられていない。
 
 今のところ、写真や画像そのもののデジタルデータを、
その写真・画像"だけ"で処理する試みで、
実用化と民生化に成功していて、私も知っているほどメジャーなものは、
画像内のバーコード(含むQRコード)自動読みとり装置と、
"顔認識技術*2"と"肌露出多目認識*3"くらいかなぁ?
調べれば、もっと色々あるのかもしれないけど。
 

*1:参考:http://www.flickr.com/photos/tags/chiptune/

*2:主に監視カメラに搭載されている。最近だと、ニコンコンデジにも搭載されていたりします。

*3:いわゆる笑い男ツールなどにも使用されている。別名「エロ画像サーチ技術」