ビデオカメラが好まれる場所と、そうでない場所。

http://alao.cocolog-nifty.com/the_eye_forget/2005/10/post_1cea.html
THE EYE FORGET(横木安良夫): 不許可写真 その5
(リンク情報元:Ubungsplatz〔仮〕
http://d.hatena.ne.jp/n-291/20060430#p8 )
  


ふと、街の撮影をしていて、不思議だなと思うことがある。
それは、ビデオ撮影だ。
スチールの場合だと、撮っているときに露骨にいやな顔をする人がいる。
撮るなよと眼をつける
 
ビデオの特権。
ビデオだと、拒否した態度、不快な表情をすると
そのまま撮られてしまうから、あきらめて表情をかえないのだろう。
ビデオは時間も撮っているので、ココロの変化を晒したくないからだろうか。
 
 ビデオカメラで撮っていてOKな場所と、NGな場所がある。
 例えば、街中それも繁華街のどまんなかだと
ビデオで撮っていてもあまり色々言われにくい。
三脚立ててとっていても、(警察官以外には)あまり言われない。
特に、人の流れに逆らうようにパンしながら撮っているときは、
信じられないほどほとんど何も言われることはない。
観光客見たく日本語以外の言葉を喋りながら撮ると、ほぼベストに近い。
 
 逆に、例えばクラブの中とか、爆音ライブハウスとかだと、
ビデオカメラよりも、デジタルカメラ銀塩カメラ
それもクラシカルで「プロっぽい」ごついものの方が親和度が高い。
カメラマンとしては、ごつい外付けストロボをつけた
一眼レフとかで「わかりやすく撮る」のが受けがいいみたい。
(つまり、わたしみたいにEX-S20で踊りながら撮るのは例外も例外です。)
もちろん、まずは場所に馴染むってことと、撮るタイミングを計ることと、
場所を盛り上げるような撮り方をすることは必須だけど。
 
 クラブやライブハウスの場合、
大抵の中型ビデオカメラだとビデオライトが必須になって、
ビデオライトがONになると大抵その場所の暗さや雰囲気がぶちこわしになるし、
ビデオカメラを回すこと自体が場所の雰囲気を悪くするみたい。
多分、いい具合のポーズを決める「瞬間」ってのがないんだろうなぁ。
(例外:私の知ってる何人かの友人(パーティー仲間&有名人)は、
小型ビデオカメラ片手に、パーティーの盛り上がってる状態に
一気に飛び込んでいって「寄って撮れる」という見事な才能がある。)