お前 1000 冊読んでるか?

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060414/p1
また君か。@d.hatena
 このエントリーの言いたい部分からは思いっきり斜めに逸れて、
実際読めるのかwという部分からいってみる。
 
 エンターテイメント性の高い小説とかの分野では、
未だに「お前 1000 冊読んでるか?」みたいな判断手法は
有効な部分も確実にあるだろうと思います。
同じ題材を扱った複数タイプの作品や資料に当たることで、
判断の「軸」が複数出来てくるってのは絶対にあるし、
本については「速読」っていう手法を身につければある程度数もこなせる。
ただし、それで1000冊読むことが「幸福な手法」なのかどうかは全く別です。
一番最後に読んだ1冊でいままでの数百冊分が吹っ飛ぶってことも
ままあるというか、だから本を読むのは辞められないんだ。
 あと、SFはBLと一緒で、なぜか大きめの図書館では
大量にストックされていることが多いっぽいので、
100冊くらいなら時間をかければ読めるってのも大きいなぁ。
けど、このコメントは最高にワラタ
 


いやもう、SFは免許制にすれば?家元制とか。

http://d.hatena.ne.jp/REV/20060415/p3
REVの日記 @Hatena::Diary - "SF 者は 1,000 冊読んで一人前らしい。"

 
 マンガなんかだと、最近はブックオフマンガ喫茶が出てきたお陰で
1000冊〜2000冊読むってのは結構楽勝になってきました。
1日1冊欠かさず読みさえすれば、3年で1000冊。
ただ、田舎に住んでいるとこれは苦しいかもしれないなぁ。
 
 音楽CDとかなんかだと、日本だとレンタルCDとかなんとかがあるので、
お金さえなんとかすれば「1000枚」聴くってのは、
実はさほど大きな壁ではありません、結構いけます。
 大学生DJでも、レコードとCD合わせて1000枚くらいなら
(友人の家など余所で聴く盤を含めたら)ほぼ確実に聴いてるはず。
ただし、シングル盤とか12inchが主の場合は判断が微妙ですが…。
 
 
 ただ、ビデオゲームの場合はこれとは全然別。
1000本プレイするまで黙ってろとはさすがに言えません*1
最後までプレイする場合は、なにかと時間がえらくかかるし。*2
 特にRPG系に限ったの場合だとせいぜい十年で100本程度、
クリア後の「やり込み」をしてる場合を考慮すると年間で数本〜10本プレイすれば、
そうとう大量に数をこなしている部類に入るんじゃないかなぁ。
加えて、発熱地帯にも書かれてたけど
http://amanoudume.s41.xrea.com/2006/03/post_186.html
発熱地帯』:「ゲームはなかなか最後まで遊んでもらえないメディア」
TVゲームは最後まで遊べない(やり込みの奥まで行かない)ユーザーでも
ゲームを楽しんでいる層ってのは確実にいるんだし。
 
 携帯電話向けのミニゲームとか、無料のFlashゲームなら、
1000本近く遊び倒している人はいるかもしれません。
ただ、その場合、遊んでいる間に機種変したり
PCのスペックアップとかしている可能性もあるので、
環境依存が高いゲームだとレビューとしてどうなんだろうなぁ…。
PCでのゲームって、操作デバイスやスペックで色々変化するからなぁ。
 
ただ、

「1000 冊読んでないとダメだ!」というような筋合いの話が
魅力的に為される場というのは主に OFF 会というか、暮らし上のファン交流の場で、
これをネット上で読んでも文字の圧力が虚しい。
 って書かれていることについては、激しく同意。
ある種の共有する"体感"がある場所で言わないと、
この手の言葉ってすごくだめな言葉になる。
 

*1:PCエンジンのソフト全部あわせても1000本いかないってのは、裏の理由としてあったりしますwが、いまのところそれは置いておきます

*2:余談:例えばレトロゲームの場合処理待ち時間とかを短縮する意味で、エミュレーター使用による高速化プレイも全然アリだと考えてます、私の場合は。処理待ち時間を愉しむのは老後の楽しみでいいyo。