PCエンジンのコピーソフトについて。

 先日日記で書いた、銀河婦警伝説サファイア*1のコピーソフトですが、
その後チェックした海外のMLなどの情報によると、どうやら数年前から
微妙な数だけですが、海外市場に出回っていたみたいです。
 そういえば、実機で動くスペースファンタジーゾーンのプレス品(フェイク)が
市場に出回りだしたのも数年前からでした。
 
 いわゆるPCで動く普通のCDROMと違って、
PCエンジン実機で動作するCDRomRomソフトのプレスを行うためには、
特殊なプリギャップの設定を行う必要があるので*2
データ制作時にそこを調節するちょっとしたノウハウと、
マスター盤製作時に&プリギャップをしっかり合わせられる
特定のプレス業者&マスター盤製作機材を選ぶ必要があります。
 CDRom盤面中央に書かれている盤のIDをチェックしたら、
どこでプレスされたのかが大まかに判るそうですから
これをチェックしてトレースしていけば色々と情報が掴めるかもしれません。
 
 そうそう、MindRecさんの話によると、
PCエンジン実機で動くCDRomをプレス作業ができる業者が
アメリカ国内で見つからなかったので、
PCエンジンの同人ソフト『MeteorBlasterDX』は
CDRomによるプレス生産を残念ながら諦めて、
盤面を印刷したCDRによる発売になってしまったんだとか。
 

*1: asin:B0000ZPUG4 

*2:PCエンジンのデータトラックはCDでいう2曲目に入っている。このため、データの頭出しをするためには1曲目終了後〜2曲目冒頭のデータの頭までの"ギャップ"が「ピッタリ」一致する必要があったはず。この調整が、PCエンジンソフトの、PCエンジン実機で動くCDRコピーを製作する上でのノウハウのひとつでした。