希少中古楽器など「PSEマーク」なしでも販売可能に

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060314i403.htm
YOMIURI ONLINE(読売新聞)


電子楽器や音響機器、映写機などで既に生産が終了し、
他の電気用品で代替できない価値の高い製品については、
PSEマークをつけなくても簡単な手続きで売買できるようにする。
二階経産相は、「古典的な文化財が存在する可能性があるので、
(絶縁試験の)強い電流で楽器に損傷を与えないようにしたい」と述べた。
 
スラト日本:PSEマークが無くても販売が可能になる例外措置発表 http://slashdot.jp/articles/06/03/14/2127256.shtml
 
 とても大きな一歩の進展、おめでとう!
やっぱり、坂本教授パワーが凄かったのか。
 
 しかし、「価値の高低(おそらく「時価」)」が基準になっていることを含めると、
わたしが大好きなゆるいポジションの中古家電製品やTVゲーム機などは
この制度の除外対象となる可能性が極めて高そうです。
 
 たとえば、PCエンジン内蔵の"PCモニター(TV機能付き)"、PC-KD863G。
http://ja.wikipedia.org/wiki/PC-KD863G
http://www2e.biglobe.ne.jp/~alf/computer/history/catalog/pckd863g.htm
 これは、TVとゲーム機とPC用モニターの中間のような代物で、かつ市場価格も
ヴィンテージ楽器ほどは高くない微妙な代物なので
商品の「価値」を基準とすると、おそらく電気用品安全法
規制例外対象の外になるのでは?と予想します
(そもそも、こんなけったいな代物なんて、法案作った人には想定外だと思うw。)
あとは、シャープのファミコン内蔵TV、C-1なんてのもおそらく当てはまるかな?
 
 それもこれも、この記事が文化欄ではなく、経済欄扱いなのを見ると納得のいくこと。
 
 けど、気になることって、ヴィンテージ楽器機材って、一部のものは
一旦最新機材に押されて「ゴミのように恐ろしく価値が低い」時期を通過したあとで
そこから数年間寝かせて、プレミアムが付いた商品としての価値が後から付いてくるんですよ。
有名どころだと、テクノ以前のTB-303*1とか
非常に値段が安かったらしい、その安さ故にシカゴハウスの連中に
むちゃくちゃに扱われて、そこからバグのように偶然に、
あの「アシィィィィィィッド」なサウンド(AcidTrax)が発生したのが伝説の始まり。
 
 PCエンジンDuo-RXなんか、アキバでは、一時期、
新品箱説付きでも3000円〜5000円程度でショップ売りされていた時期があったはずだし。
 

*1:これは電池駆動可能なのでPSE法の対象外ですがw