「法律の運用ってものは弾力的だから、一般の人は心配しなくても大丈夫だよ」なんて言葉は、アキバにいると全然信用できないw。

 電気用品安全法絡み。
 
 新宿カメラ屋街やアキバの路上を歩いているときに、
いきなり警察官に呼び止められて身体検査されたあげく、
小さい10得ナイフ*1持っていただけで銃刀法違反で警察署に即連行されて
調書を取られる(前科が付く)という「明らかに変」な現状を考えると、
「いわゆる『中古家電』は摘発の対象除外になるだろうから気にするな」
なんて言葉は、全然信用できない空手形にしか聞こえないんですが、いやマジで。
 
 CATVチューナー屋台の摘発のような事例が過去にあることを考えると、
「別件での逮捕」の使い方が実際に過去に行われていること*2を考えると、
今回の電気用品安全法でもそういう「別件での逮捕」的な使われ方をされる危険性が多々ある。
つまり、家電などのリサイクル系の業者はすべて「潜在的犯罪者」という扱いをされるわけ。
 
 法律を施行した側の最初の考えに反した法律の使い方を、
行政側が行う「わけのわからない事例」は多々ありますし、
その辺りの「わけのわからなさ」に対して、
裁判になったときに何ができるのかというと、
そこは法の力で対抗する"しかない"わけで、
小寺さんの文章とか、経済産業省の側の考え方は
法の力の強さに対して、ナイーブ過ぎるなぁという気がします。

*1:十得ナイフってのは、ナイフは「おまけ」に近い。

*2:その後、CATVチューナー業者は認定マークを取って、チューナーの販売をしているらしいw。