マイクロファイナンス

http://www.ce-lab.net/ringo/archives/2006/02/21/index.html
Ringo's Weblog
 


クレジットカード等を持っていれば、Paypalを使って、
ロンドンに住むハッカーに1000円寄付することは、ほんの数クリックでできる。
 
さらにフィリピンで活動するNGOを間接的に使えば、
フィリピンのハッカーに1000円寄付することは、
数クリックではできないにせよ、数時間かければ、何とか、できる。
 
ところが、フィリピンのハッカーに1000円を貸し、
期日までに返してもらうことは、途方もなくむずかしい。
現時点では、それはほぼできないと言って良い。
 
お金を寄付することは、とても簡単だが、お金を貸すことは、とてもむずかしい。
ある地域でお金の貸し借りが成立するためには、その地域において、
小さなレベルから大きなレベルまで、「金融の生態系」が成立している必要がある。

(ばっさり中略)
マイクロファイナンスの考えかたは、途上国だけでなく、日本のような国に
潜在的に存在している貧困に対しても、有効に機能するような気がする。

 
 何かを「貸す*1」ってことは、貸し主借り主が、信用を前提として
相手と"後々まで付き合っていく(タイムスパンが長い)"ことを前提としている。
売買したり交換したり譲渡する場合の"瞬間性"や衝動とは
異なる意識で行われる行動なんだよな。
 
 
ちなみに、あたしゃ「貸し借り」が大の苦手です。

*1:返して貰う前提で貸す