世界中のありとあらゆる文字が「ゴッゴル」的になり得るポテンシャルを持つ…と今のgoogleさんは考えているのかも。

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50372380.html
404 Blog Not Found:言葉の奴隷化
 
 このエントリーを読んだ後に、植民地文学とか
クレオール文学とかフェミニズム文学とかいう言葉を連想して、
日本語でこういうジャンルの本を大量にむさぼり読むには
地方都市ではAmazonの助け無しにはまず不可能で、
せいぜい大学図書館に入り浸るくらいしか手段がないことを思い出しました。
言葉を扱う上での「権力」の問題についての意識が、
dankogaiさんは今時の「文学」してるんだ、
なんとなく。
 
 で、唐突に思い出したのが 2004年という遠い昔のゴッゴル(爆)。
 
 googleを「読み手」のひとりと想定しながら文章を書いているとき、
その背後には自サイトへのアクセスをコントロールするという、
ある種の「ゴッゴルSEOコンテスト(美人コンテストのようなもの)」に参加するような
意識もあるんじゃないかなぁと思いつつ、最初はGoogleの順位を稼ぐことが
主な目的だったゴッゴル祭が暴走して、終いには
自動記述の手を借りた「ゴッゴル官能小説*1」まで出てきた予想斜め上の展開にw。
 
ISBN:4798010766
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798010766/
井口稔 Su‐Jine 『ネットの中心でゴッゴルと叫ぶ?』
ちなみに、この本、今読んでもかなり面白いです。
 
http://www.seo-association.com/ranking_001.php
ここの「第1回SEOコンテスト」の順位発表ページからアクセスすると、
トップだったサイトは現在丸ごと404、
http://s03.2log.net/home/kensukejan/archives/blog121.html
2位のサイトは現在google検索で「ゴッゴル」首位で、そこにはこんな言葉が書かれてました。
 


Googleでは1件もヒットしなかったはずのゴッゴルという言葉が、
次々とGoogleの検索結果に現れ始めています。
ただ検索結果の上位に表示させるためだけに作られる
ゴッゴルのためのページが日本中で増えつづけているのです。

かわいそうな言葉「ゴッゴル」。
果たしてこのコンテストが終了した後に、
誰がゴッゴルに対しての責任を取るのでしょうか。

 
 SEO対策をバッチリ済ませた文章*2故に表現なんだろうけど、
こういうところにグッと来て引用してしまうってのは
結構私もアレゲなのかなぁ?
 
 ところで、自分で書いていてずっと思ったんだけど
…いまさら「ゴッゴル」かよ*3
 

*1:七度文庫が作成した「長編官能小説(女子中生強制調教)私の大好きなゴッゴル」(リンク先は18禁で)http://homepage3.nifty.com/yuki_nanotabi/starthp/goggole.html リンク先は18禁で

*2:おそらく、「かわいそう」や「責任」が検索で色々と重み付けされている上位キーワードのひとつなんじゃないかと推測。

*3:今は「あどぶいら」が熱いらしい