『国語教科書の思想』の書評。

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『タカマサのきまぐれ時評』:石原千秋『国語教科書の思想』〔ちくま新書
 


■もし、国語科の現状の
「かくれたカリキュラム」「イデオロギー装置」とかを、問題化するんなら、
それは、国語科という教科教育の空間で、批評的討論がかわされないこととか、
複数の解釈が対立/共存しないことなんかじゃない。
 
■「こういった話題には、ふれちゃいけないんだ」
「こういうふうに、なみかぜたてないように、
公式見解に おもてむきあわせておく、処世術=偽善をみにつけることが、
オトナになるってことだ」っていう、
「かくれたカリキュラム」をくりかえしているという構造だ。