関心対象についての「ロングテール現象?」とか「空気感の把握」を促す、mixiコミュの軽さとコミュアイコン。

 おいしいお酒飲んだついでに、酔っぱらいの戯れ言など。
あ、このタイトルは か な り 適 当 で す w 。
 
(mixiに入っていない人には、さっぱり解らない話でごめんなさい)
まずは、このリンク先のmixiコミュをご覧下さい。仕事中、食事中の方は注意。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=126093
mixiコミュ:「これをね、こうやって、ドーン!
このgif動画だけwでスタートしたコミュが、たったの3ヶ月で
コミュ参加者8600人を突破しています。もうお前ら最高!
面白すぎるので、支援文章投下します。
 
ロングテール現象」については、まずは梅田望夫さんの
シリコンバレーからの手紙』
http://www.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u103.html
を参照のこと。
 ここで梅田望夫があげているロングテール現象は、
本の売り上げ冊数が縦軸、売り上げ「順位」が横軸になっています。
 
 mixi内で見られる「ロングテール現象?」の場合
XYZの3次元グラフを用いるとこの現象について説明が出来そうです。
x値が特定のひとりが参加しているコミュの「数」、
y値が特定のひとりのmixiユーザーの参加者が持つ特定コミュへの
関心度の重さとする(ただし、未参加コミュの場合はy=0とする)と、
mixiコミュ:「これをね、こうやって、ドーン!」なんかは
どう考えても、yの値はその人の中でトップクラスには位置しないと思われます。
狙って入るコミュではなく、マイミクの参加コミュアイコンで偶然見た瞬間
笑いに捕まえられてしまった勢いで参加するに決まってますw*1
y値の昇順で各コミュを並べた場合、
これをね、こうやって、ドーン!」はかなり下位になるはず。
つまり、ひとりのxy右肩下がりのグラフだと、右の隅っこの方ってことです。
 
 もうひとつ、mixiのコミュならではの特徴というか、面白いところは、
「このコミュに参加」し、参加し続けるためのコストが異様に低く
ちょっとしたことで参加コミュ数xの値をぐんぐん増加させていくことが
容易に可能なところです。
例えば、私の場合現在250近くのコミュに参加して、
まだまだぐいぐい参加コミュ数が増加いますが、
毎日積極的にROMしたり書き込んでいるコミュは5個あるかないか、
週1でチェックしているコミュも10個程度です。
それ以外のほとんどのコミュは、一瞥してコミュ登録したあとは、
興味のあるトピックが出るまで「放置状態」にしていますし、
中にはこんな事に関心がある、こんな属性があることを示す「アイコン」を
じゃらじゃら付けるためだけに参加しているコミュ*2もあります。
つまり、x軸は、私がmixiコミュに入会し続けるたびに延々とダラダラ伸びていく。
 
 コミュ立てする方も、こういう属性アイコンやネタアイコンを
自分の参加コミュ欄に貼りたいが為だけに勢いでコミュ立てする
大馬鹿者*3が大勢います。
例えば、「命狙われてます」コミュや「ダンシングカラテカ部」、
そして「これをね、こうやって、ドーン!」コミュは
そのようなネタアイコンコミュの最たる物でしょう。
 
 そのような参加者ひとりひとりの「関心度の重みが軽い」一発ネタアイコンコミュと、
mixiのコミュ参加の敷居の低さ(ネタ参加)が重なることで、
非常に軽い関心を誰もが一度は持ったコミュが参加人数で上位を占めることになります。
mixi参加者がn人いるとして、ひとりひとりにそれぞれZ1〜Znまでの番号を割り振ると、
コミュの「参加人数」を考慮する式では、
yの値の影響する部分は0か"not0か"の2択になってしまいます。
従って、xyグラフではロングテールの隅っこの方にあるであろう、
一人一人が軽い関心しか持たない
これをね、こうやって、ドーン!」コミュが
なぜか参加人数順の並びにした場合には非常に上位にきてしまうという
おもしろい現象が成り立ってしまうのです。
 
(この現象、きちんと数学的に説明できる筈なんですが
理系ドロップアウト組の私の数学知識だと説明が出来ません(泣)。
だれかグラフとか行列式とか作って説明して下さいな。)
 
 これ、商品などの知名度調査なんかでも時折ある現象だったかと思うのですが…。
ちょっと思い出せません…なにせ酔っぱらいですからw。
 
 ところで、mixiの面白いところって、参加者一人一人にとって
「軽いコミュ」の羅列をアイコン形式で色々と眺めていると、
なんとなくその人の「雰囲気」「空気感」が見えてくることです。
「軽いコミュ」の積み重なり具合から出来上がるその人の印象は
まさに「ロングテール現象」の指し示す成果そのものでしょう。
たとえば、私の参加コミュ一覧のアイコンをざらっと眺めてみれば、
私の大まかな関心対象や、格の大まかな部分はあらかためて判ってしまうし、
「なんかウマが合いそうな人」ってのもおぼろげに判ってしまいそうな気になります。
自作のプロフィールで同じ事をしようとすると、
かなりの長文になってしまい読むだけでバテバテになってしまうか、
キーワードの羅列になって人間が読むのには困難を生じてきます。
 
 mixiの持つ「出会い系的な性格」を増長するという意味では
このとんでもない種類のコミュとその"アイコン"の視認性の高さというのは
決定的な役割を持っているのかもしれません。
これが、パソコン通信時代見たく文字だけだったり、
検索エンジン対象のような検索キーワードの羅列だったすると、
うまくいかなかったんだろうなぁと。GUIの素晴らしい活かし方。
 

*1:さすがに必要に迫られたり、切実に求められて入るようなコミュじゃないだろうなぁ。

*2:例えば私の場合、「テキーラで死んだことがある」「睡眠が好き」「起きたら もう夕方 _| ̄|○」「なんとなくどこでも歌う」「猫背」「キスがスキ」など

*3:誉め言葉です念のため