東芝が1分で充電できるリチウムイオン電池を開発

http://slashdot.jp/articles/05/03/30/0021238.shtml
スラド日本
 これ、大容量を必要としない用途なら即民生用にして欲しいです。
 
 揮発性メモリを使った、クレジットカードサイズのICタグなんて用途は
ここまで充電時間が短くなると限定的に実用いけるんじゃないかなと思うと同時に、
この充電時間の短さをうまく使って、面白い使い方が出来ないか考えてみました。
 
 電池容量をタグの揮発性メモリーがせいぜい数日程度機能する程度にして、
出勤時や入場時などに、入場者を1分待たせて電池容量の80%まで充電する。
ここで、充電器とセットで認証装置もつけておくのがポイント。
 充電時にその都度揮発性メモリにユニークな鍵を仕込む*1認証機能をつけておいて、
その鍵が無い場合には容易に充電が出来ないようにソフト的に仕込んでおけば、
ICタグの紛失や盗難の際には数日間経つと
「電池切れ」で自動的に揮発性メモリに置いたデータ(鍵)が消滅する。
これで鍵の盗難に対する堅固さが「電気的に」一段ほど増す。
 
 …うーん、よく考えると錠前の側で、
任意の鍵の生成から数日間経った場合に無効にすればいいのだから
鍵と錠前のネットワークによるリンクが全くない場合以外はあまり意味無いか。
 
 あと、建物内で数泊泊まり込む作業とかだと、
泊まり込んでいるうちに電池が切れて鍵が消滅しそうで怖い(w。
あ、これを会社内宿泊禁止の口実にしてやればいいのか。
 
 ちなみに、このようなアイデアを思いついたのは、
PCエンジン用のバックアップユニット「メモリーベース128」の
電池が切れて、セーブデータが消えてしまう事故が結構あるのを
ちょっと思いだしたからです。


 試作品は、ラミネート型電池(厚さ3.8mm、高さ62mm、幅35mmサイズ、容量600mAh)ですが、
高出力用途にも適用可能なため、電力・産業用途へも幅広い応用が期待されています。
 コメント欄を見ていると、充電時の発熱などから
これを箱形にするのは大変そう。しばらくは産業用かなぁ。

*1:そういえば、今時のPCなら30秒もあれば結構な強度の鍵がその都度作れそう。