そもジャーナリストとはいかなる職業か

http://kiri.jblog.org/archives/001253.html
切込隊長BLOG
  
http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001909.html
梅田望夫・英語で読むITトレンド』の
「インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞」へのアンサーとして注目。
 


 製品のクオリティというものは本来そういうものだ。地道な研究開発を続け、試行錯誤を延々繰り返し、様々な機能を考案するなど、製品を製造するための投資を行わなければならない。が、こういう世界は往々にしてセンスがクオリティに反映されない。むしろ、意欲や労働時間といったものが大きく左右する世界である。
 
 つまり、高速道路という概念は、情報の流通が進んでいる一部の業界か、情報の取得がそのままクオリティ上のアドバンテージに反映されやすい業界にしか関係しないのである。
 
 では、製品のクオリティさえ上がれば金になるのかという問題がある。私たちは産業史が「必ずしも良い製品を製造した会社が勝ち残ってきたとはいえない」という教訓を知っている。つまり、製品を売る努力、売る方法の解決なしには、良い製品も消費者に知られないまま埋没していくのが常だ。
(中略)
 おそらく、素人のジャーナリズムとプロのそれとの違いは、クオリティではなくセールス、あるいはマーケティングの機能(あるいは時間の使い方)の有無であろうと思われる。
 これ、逆に言えば、セールスがあまり必要ないジャンルだと
クオリティだけの勝負になるってことですよね。