ステルス・マーケティングという手法。

 


 その名も「ステルス・マーケティング」。Sony Ericssonマーケティングティング部門が開発した手法のようですが、中身を聞いてみると別段当たらしくない、でも誰もいままでこんなに露骨にやったことがないかも。
(中略)
Sony Ericssonのカメラ付き携帯の方はもっと露骨。旅行中のカップルを装ったアルバイトが道行く人に写真を撮ってくれとお願いします。渡すのはもちろん新製品のカメラ。ちょっとでも興味を示せば、「Coolだろ?新製品なんだ。」とさりげなく携帯をアピールすると言うもの。

http://blogs.users.gr.jp/akirasek/archive/2004/11/13/6023.aspx
Akira's Blogs』から、「ステルス・マーケティング


 最新のトレンドを友人等の口コミから得る事を好む今のアメリカ人にはこういうセールスが増えつつあるらしい。
人の善意を逆手に取ったこのセールススタイルは詐欺的で倫理的にも問題はあるだろうが、人によっては新しい宣伝方法として歓迎する人もいる。
  
http://sukimakaze.exblog.jp/1033026#1033026_1
『隙間風』から「【テレビ】CBSドキュメントにCOWBOY BEBOP!?」
(経由:発熱地帯 http://amanoudume.s41.xrea.com/cgi-bin/mt/archives/000257.html)

 このステルス・マーケティングという手法、
露骨にやるといわゆる「サクラ」として消費者から強い反感を買うこと間違いなしです。
ソニーエリクソンが発明した手法らしいけど、確かにソニー製品なら効果的かも。
一見した感じとか、ちょっと触った感じはいいものが多いですから。
 
 ところで、PRのためにバイトを雇っているのなら明らかにステルス・マーケティングですが、
これが営業や開発部や企画部の「社員」さんだったらどうなるんでしょう?
社員が自社製品を自ら日常で使用している場合には、どこまでが社員としての発言
(消極的なステルス・マーケティング)で、どこまでが日常の対応となるのかという
微妙なところを浮き彫りにしてしまいます。どこまでが倫理的にOKでどこからがNGなのか。

 例えば、日産(プリンス)自動車の社員が、スカイラインGT-Rに乗っている。
コンビニとか高速のPAで、車好きっぽい人から、色々GT-Rの話を尋られたとき、
常に「私の勤務先、日産なんで」と宣言する必要があるのもちょっとなぁと思います。
社員であることを隠してスカイラインGT-Rについていいコメントをするのは倫理的にどうなのか。
 今時のマーケティングというのは、「これっていいよ!」と宣伝するだけでなく、
商品の体験者から色々な反応(情報)を引き出すことも重要なポイントです(いわゆるモニターリサーチ)。
 社員であることがばれることで、使用者から聞けなくなる情報もあるかもしれません。
 
 また、ソニーやホンダ、Appleなどといった「ブランド」に付いていく消費者や、
その製品に心底惚れ込んで布教しまくっている人もいます(エバンジェリストという言葉がある)。
 その代表格として、ファンが高じて社員になってしまった人といえばセガ社員の竹崎忠さん。
http://sega.jp/segasuta/
この人の場合、全然ステルスしていないところがいいですね(w。
 
 あ、自分はPCエンジン
カシオのEX-S20 

を激プッシュしてます。
EX-S20は、この薄さと超お手軽さが面白すぎます。
SDメモリカード1G入れると1200枚撮れるところも最高。
ただしL版スナップ写真画質以上は狙えませんが。