村上龍 『13歳のハローワーク』

ISBN:4344004299
 今日、梅田で見かけたので、13歳でハローワークかよというツッコミと共にちょっと立ち読み。
 
 村上龍の文章については美文というのはお世辞にもはばかられる、むしろ悪文に近いものですが、
 情報を伝達するという要素に限って見た場合にはこの文体はなかなかの有効性があると思っています。
良くできたビジネス書や雑誌連載記事の「翻訳文章」にちかい質感を持っているというか。
 特に『快楽』『享楽』に関わることを読み手に想起させること(かなり難しい)については希有な実力を持っています(した?)。
 
 で、感想。
ダフ屋的な体験を元にした、商売に関わる2Pのコラムは、けっこう面白かったです。