レーティングについて

 今回の裁判では、販売におけるレーティング遵守を行わなかった
ウォルマートが訴えられています。
 
 で、多分、裁判の結果を待たずして、
これからはレーティング遵守できない小売店では、「予防」という意味で、
年齢制限つきのソフトは販売できなくなるというか、
"陳列"することすらできなくなる可能性もあります。
 特に田舎町のおじさん・おばさんの経営しているような小規模ゲームストアや
チェーン店・フランチャイズ店でもゲームに対して詳しくないバイト店員ばかりの店舗では、
レーティングなんてどこまで守られるやらわかりませんし、
ソフトを販売したことで多額の「懲罰的罰金をとられる」となると
販売リスクが跳ね上がって営業的に利益が出なくなりますから。
(逆に、そういうお店では過剰反応で異様にレーティングを厳しくするかもしれませんし、
ひょっとしたら、相変わらずレーティングに対して無頓着なままかも。)
 
(今のアメリカでは、ウォールマートで特定ゲームが扱われないというのは
日本でいえばTUTAYAの棚に特定(レンタル)ビデオが置けないくらいのもので、
売上にとんでもない影響を及ぼします。だから、ウォールマート側の意向によって
ゲーム内の表現を修正することもあるほどらしいです。)

 となると、採算とか考えると、これからは、都市部の大規模ショップで
加えて年齢認証がしっかりしたお店だけで
成人向けのレーティングがされた(マニアックな?)ソフトは
販売されることになるのかもしれません。
 もしくは、クレジットカードを用いた(年齢認証つき)通販だけで
販売されるソフトというのも出るかもしれません。
って、店頭売りできなければまるで同人ソフトじゃないか(笑)。