冬コミで当サークルブースにご来場いただきました皆さまありがとうございます。

Comic market 91 : circle booth
2016年12月30日に開催されたコミックマーケット91の2日目。
当サークル「workshop」のブースにご来場いただいた皆さま、ありがとうございます。
 
冬コミの新刊、フルカラー写真集『AKIBA SNAP 2016』と『東京でいろいろな写真展を観たい人へのガイドブック』です。12月30日、金曜日(2日目)東i-24a 新設された東7棟でお待ちしています
今回、新刊は『AKIBA SNAP 2016』と「東京でいろいろな写真展を観たい人へのガイドブック」の2冊を頒布しました
 
フルカラー秋葉原スナップ写真集『AKIBA SNAP 2016』は、昨年と同じ判型のA4サイズで作りました。
作った2ヶ月後に自分で見直してみた感想ですが、
構図づくりは過去作品と比較してもかなり巧くできていると自負してます。
その一方で、撮影機材を年末に変更し、高感度撮影テストを試していた影響で
色味の追い込みに関しては少し弱気だったかな…と反省しています。
もう少しだけ「インクを盛っていく」のもアリだったかも。
 
 
もう一冊の新刊『東京でいろいろな写真展を観たい人へのガイドブック』は、
構想・ネタ出し作業に丸1年をかけて作りあげた、写真展鑑賞に特化したガイドブックです。
一昨年の展示「写真の使用法」に参加した時のいろいろな体験から
そもそも写真展を習慣的に観に行く人がとても少ないことを実感し、
いろいろ調べたところ、写真展の観かたや様々なギャラリーへの行き方などを自学自習できる書籍がほとんどないことがわかりました*1
 
「なければ、自分で作るのが同人誌」…ということで作った本ですが。
毎年400以上の写真展を観ている私自身の体験・経験から得たノウハウを、
写真展鑑賞の初心者向けを想定してわかりやすく落とし込んでいくのは予想より大変な作業でした。
また、自分自身が写真展を観はじめたころに、どう鑑賞ノウハウを自学自習していたのか、
さほど昔のことではないのに、うまく思い出せなかったことにも苦労させられました。
 
美術展鑑賞のガイドブックや写真鑑賞に関する書籍をいくつも読み直したり、
友人からの聞き取り調査からさまざまな助言を得ることで、
初心者にとってわかりにくい・つまずきやすいところを探り出し、
都内各所で開催される様々な写真展を色々と巡るための本としては、
使いでのある同人誌になったのではと思います。
 
カメラに興味が無い人、写真展を一度も観たことがない人にもわかるようにと作った*2ガイドブックでしたが、
コミケ当日は、カメラ・メカミリ島という頒布場所もあり、購買層の大半はカメラファン・写真ファンの方でした。
当初のわたしの目論見から購買層はすこしずれましたが、この本をガイドブックに東京の写真展を巡って頂いたり、
あるいは写真・カメラファンの方が、写真鑑賞初心者の友人をサポートする際の参考にして頂ければ嬉しいです。
 
「東京でいろいろな写真展を観たい人へのガイドブック」は、
半蔵門にある日本カメラ博物館*3のそばにあるJCIIライブラリーでも閲覧することができます。
http://jcii-cameramuseum.opac.jp/cgi-bin/detail.cgi?Kbseqid=80872&Sryparam=001&Backpage=%2Fresprint_d%2F2017%2F2%2F17%2F16350_001_001.html
興味を持たれた方は、日本カメラ博物館にお立ち寄りの際などにぜひご一読頂ければ幸いです。
 

*1:写真を扱う大学・専門学校の授業での写真鑑賞ツアーや、写真サークルの主催するギャラリーツアーなどのように人づてで写真展を観るノウハウを教わるものはありましたが、書籍・雑誌記事などで写真展鑑賞のHow toを特集したものありませんでした。フリーペーパーでは『メトロミニッツ』 http://www.metromin.net/ 2012年10月号が写真鑑賞の特集をライアン・マッギンレー展にあわせて組んでいます。

*2:その割には文字ばかりで読みにくい…

*3:「日本カメラ博物館」 http://www.jcii-cameramuseum.jp/top.html