東京工芸大学で「写真の使用法」始まりました。わたしは秋葉原の写真をいっぱい展示してます。


作品展 “ 写真の使用法—新たな批評性に向けて ”
2015年12月5日(土)-12月19日(土)10:00-21:00(入場無料)
東京工芸大学 中野キャンパス 3号館1階
招待作家 : 金村修、寺崎珠真、稲葉あみ、かんのさゆり、水津拓海、早川祐太+高石晃+加納俊輔。
 
シンポジウム “ 写真の使用法について ”
2015年12月19日(土)13:00-16:30(入場無料)
東京工芸大学 中野キャンパス 3号館3101教室
 
「写真の使用法 Vol.1: 現代アートという場における写真」13:00-14:30
石川卓磨、沢山遼金村修
 
「写真の使用法 Vol.2:一般化したサブカル的文化という場における写真」15:00-16:30
岡本健、調文明、坂口トモユキ。

http://ultra-p.com/portfolio/exhibition
ウルトラ・ピクニック・プロジェクト

 
12月5日から始まった、武蔵野美術大学東京工芸大学の共同研究企画
「写真の使用法-新たな批評性に向けて」に招待作家として参加しています。
展示は会期中無休。そして、会場は夜9時まで開いてます。
お仕事帰り、学校の帰りなどにぜひお立ち寄りください。
 
私の在廊は、12月11日(金曜日)の午後3時〜午後9時と、19日のシンポジウム開催日を予定しています。
(このほかにも、なるべくまめに展示会場に立ち寄る予定です。在廊時にはtwitterなどで告知します。)
 

わたしの展示スペースでは、秋葉原でここ数年間撮影した写真を展示しています。
"AKIBA SNAP 2013-2015" by Takumi Suidu : Photos of usage - Towards a new criticism at Tokyo Polytechnic University
展示壁面。今回の最大サイズの写真はB倍(B0)2枚サイズです。
 
大きなプリントの製作には、エプソンの大判プリンタ「PX-H10000」を使用しています。
http://www.epson.jp/products/back/largeprinter/pxh10000/
PX-H10000 | 製品情報 | エプソン


2008年11月に発売されたPX-H10000、PX-H8000には、
ビビッドマゼンタに加えてオレンジ、グリーンの特色が搭載され、さらに表現領域が広がった。
顔料でありながら、染料のような透明感が得られた効果は大きいと感じている。
色域が広がったことで、プルーフ用途としても広色域印刷や特色対応が実現できるようになっている。
KaleidoインキやPANTONEでの認証取得、DICカラーガイドの再現カバー率も向上している。

http://shuffle.genkosha.com/products/print/hardware/7940.html
プリント制作のためのプリンタ選び エプソン篇 Shuffle by COMMERCIAL PHOTO

秋葉原の写真を大判プリントするとき、色がどこまで表現できるのか心配だったのですが
今回のPX-H10000の画質にはとても満足しています。
 
"AKIBA SNAP 2013-2015" by Takumi Suidu : Photos of usage - Towards a new criticism at Tokyo Polytechnic University
今回の展示のメインは200枚以上の写真のスライドショー。
展示には,工芸大からお借りしたNECの55型ディスプレイを使ってます。
このディスプレイ、写真表現に適したとても良い画質で、長時間観ていても疲れません*1
 
モニター隣の壁面には、中〜小サイズの写真プリントを並べました。
今回の展示は、写真の組み方を相当いろいろ考え、写真配置・設営に9時間以上費やしてます。
写真の組み方は、「よくある写真展示の構成」とは異なるセオリーで、各所に様々な仕掛けを施しました。
ぜひ、じっくりとご覧になって、お楽しみください。
 
手前の「同人誌即売会のサークルブースを模した机」では
わたしが過去に同人誌即売会で頒布した同人誌の見本誌を多数展示しています。
そして、この展示のために、新刊の同人誌「夜アキバ」を作りました*2
お手にとってご覧ください。
 
 
今回の展示会場は、東京工芸大学3号館ギャラリー。
http://www.t-kougei.ac.jp/guide/campus/nakano/
「写大」のキャンパス内にある、かなり広めの展示空間です。

地下鉄の最寄り駅は、中野坂上駅
秋葉原から中野坂上駅に電車で向かうにはいくつかのルートがあります。
 
・「JR秋葉原」駅から、新宿方面に向かって「JR四ツ谷」駅で降車。
東京メトロ丸ノ内線に移動して「四ツ谷」駅から丸ノ内線新宿方面に乗車して「中野坂上」降車。
このルートだと、秋葉原からだいたい25分〜30分で到着します。
JRと東京メトロの乗り継ぎで330円。
 
・都営新宿線「岩本町」駅から「新宿」駅へ。
新宿で都営大江戸線に乗り換えて都庁前経由で「中野坂上」駅へ。
新宿乗り換えで少し歩きますが、都営地下鉄を使う場合はお薦めのルートです。
 
・徒歩で東京メトロ丸ノ内線淡路町」駅か「お茶ノ水」駅まで移動して、
新宿・荻窪方面行きに乗車して「中野坂上」まで。
乗車時に秋葉原から10分程度歩きますが、最安値200円&乗り換えなしのルートです。
 
 
「写真の使用法-新たな批評性に向けて」開催期間中には、
すぐそばの写大ギャラリーで「東京工芸大学出身の若手作家写真展「40×40」」も開催され、
小林紀晴さん、高木こずえさん、本城直季さん、薄井一議さんの作品が展示されています。
https://www.t-kougei.ac.jp/arts/shadai/2015/03.html
こちらの写真展は、夜8時までオープンしています。
 
ぜひ皆さま、中野坂上の東京工芸大に足をお運び、展示をご覧ください
 
(2017年2月17日追記)
artscapeレビューに展示のレビューが掲載されています
http://artscape.jp/report/review/10118492_1735.html
Ultra Picnic Project「写真の使用法──新たな批評性に向けて」:飯沢耕太郎

*1:噂によると、このモニター、一式50万円以上するらしいです…

*2:製作期間とても短くて苦労しました…