【やじうまWatch】 「記者クラブ」解放の約束が反故にされた? 総理就任会見で

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/20090917_316133.html
INTERNET Watch
 
 本気でメディア戦略やるというのには、一発目から少し腰砕けのスタートです。
  
http://d.hatena.ne.jp/essa/20090917/p1
危機に直面した組織は固くなる、ハードランディングは避けられない、「友愛」の相手が組織か個人かが問われている
アンカテ
 


記者会見を仕切る人の気持ちになってみると、
所属が不明なフリーランスの記者が会見場に勝手に出入りするのは悪夢のような話だと思う。
でもそういう個人をあえて信頼するのが本物の「友愛」だ。
 
口がフリーランスの人間がそこにいて好きに喋ることを許すことは、本当に怖いことだ。
しかし、何を言うのかわからないけど、
何を言ったとしてもそれに会話で答えようという勇気を持つことが本当の「友愛」だ。
 
それは日本人が苦手としていることで、
日本人はその代わりにその人の所属に対して「友愛」の気持ちを持って誤魔化そうとする。
鳩山さんの言う「友愛」にはそういう匂いがする。
そうでなければ選挙で勝てなかっただろう。
 
http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/09/post_90.html
新聞が書かない民主党の「公約破り」 (山口一臣の「ダメだめ編集長日記」)
 コメント欄に注目。
 記者クラブ制度云々に関して、今回の記者会見は、
「セキュリティ」面でも警視庁サイドから引き留めがあったとの未確認情報。
 
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090916/204933/
鳩山内閣早くも公約違反? 隠れた官僚支配の温床壊せず:日経ビジネスオンライン

「就任会見はこれまでとは違って官邸主催になりますので。
えっ、雑誌は5人なんですか? 知りませんでした…。
一応、従来の党本部での会見のように、
雑誌、海外、ネットを入れてくれと要求はしたんですがね…」
 
 つまり、今回の就任会見では、“主権”が民主党ではなく、
内閣官房という組織に属する官僚の手に渡ってしまった。
その結果、オープンな会見が実現されなかったということである。
 
(略)
 今回は、結果として、朝日新聞社から、アエラ週刊朝日、新潮社から週刊新潮の記者が入った。
だが、質問は禁じられた。渡辺氏は語る。
 
 「今回は、フリーの記者から見れば、
雑誌記者会が特権を利用したことになるし、
国会記者証という制限や、質問禁止という障壁も残った。
これから本当にオープンな会見を求めて、ちゃんと交渉をしていきたい。これからです」
 
 本気で新しいメディア媒体を育てる気があるのなら、
今までどうりの記者会見スタイルだと絶対に無理が生じるはず。
旧来の記者会見手法に各マスメディアが特化しすぎているので、
既得権益にしがみついて守ろうとする動きがでてくるんじゃないかなぁ?
 
 
 ネットニュースやwebサイト執筆者限定の記者会見とか、
 切れ者blogger限定で民主党"ブレーン"チームが同席する、
ブレーンストーミングに近い長時間会見(拘束時間は最低半日〜1日必須とかw)だとか、
ちょっとした空き時間にニコ生するwみたいなTV会議形式の突発対談だとか、
先端メディアの特性を活かしたやり方を地道にしっかり作っていかないと、
メディアコントロールの主導権をマスメディアに掴まれたままになってしまう。
 
 今はまだいいかもしれないけど、「ハネムーン期間が終わって」からが問題。
 
 マス向けの電波媒体の強さってのは、今回民主党が一番よく知っているはずで、
逆にネット対策の強さという意味では旧与党だった自民党が一番ノウハウ持っている。
この辺り、これから先どういう方向で行くのかを、民主党にイメージづけてほしいなぁ。